知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

「to」と「for」使い分けは? 英語書き換え問題

「to」と「for」の使い分け ~3文型と4文型の書き換え~

中学校のレベルでも 「give+人+物」で「人」に「物」をあげる、

「make+人+物」で「人」に「物」を作ってあげる、と学びましたね。

(文法的には V+O+Oで4文型になりますね)

 

これを、「人」「物」の順番をひっくり返して書き換えると
「give+物+to+人」
「make+物+for+人」となります。

(文法的にはV+O+修飾語句の3文型になります)

 

「どういう時に to で、どういう時に for って使い分けるの?」「to とfor  の違いって何?」

これが皆さんの疑問だとと思います。

 

では、先に分類をしてしまいましょう。

★「物+to+人」のグループ
give / lend / hand / send / pay / send / read / show / teach / tell / write ・・・

★「物+for+人」のグループ
buy / cook / get / make / get・・・

ついでなので、
★「物+of+人」になるのは ask 位で十分です。

さて、最終的にはこれを暗記するのですが、下記のヒントを頭に入れたうえで暗記してください。
それは「to」という前置詞の根底にあるイメージは、「ある方向を表す」と同時に「最後にはそこに到着する・到達する・着く」ということだということです。

上の「to」のグループをよく見てください。「giveしたら相手に物は届きますね」「hand(手渡し)したら相手に物は届きますね」「readしたら相手の耳に届くし」「showしたら相手の目に届くし」「teachしたら相手の脳に届きますね」
「相手に届くイメージの動詞なので」「to」になるのです。

一方で、「for」のグループはどうでしょうか?
実はこちらは「届くかどうか分からないイメージの動詞です」
例えば、お母さんが一生懸命cookしても、「俺、今日飯食ってきたから晩飯いらない!」とか
彼氏にプレゼントしようとbuyしても「結局恥ずかしくてあげられなかった」って ことになるかも知れません。つまり、晩御飯も相手の口に届くかどうか分からないし、プレゼントも相手の手元に届くかどうか分からないのです。

 

そこで、「届くイメージのto」ではなく「届くかどうかわからないけれども、その行為はその人に向かっての物⇒「~のために」のイメージのfor」を使うのです。

そういったイメージを頭に入れて、「to」と「for」を使い分けていってくださいね。