『ダザイフ』は漢字で『大宰府』なのか『太宰府』なのか?
生徒に聞かれ、教室の中にダザイフのお守りがあったのを思い出して、見せてあげた。
『太宰府』になっていた・・・あれ?そうだったっけ???と思い、歴史の教科書を確認。
『大宰府』になっている・・・
そこで、ググって調べてみるとこんなことでした。
太宰府市文化情報局によると(市の名称は太宰府市なのね・・・)
『古代におけるダザイフの正式な表記は、現存する古代の印影(押印された印の文字)が「大宰之印」であることから、「大宰府」であったと考えられています。 しかし、奈良時代の文書にも、すでに「太宰府」と表記されているものがあります。その後、中世からは「太宰府」と表記する文書が多くなり、近世以降はほとんど「太宰府」と表記するようになっているようです。 ただ昭和30年代末頃、九州大学の鏡山猛(かがみやまたけし)教授が地名や天満宮など以外は「大宰府」と表記するようにされたことをきっかけとして、一般には古代律令時代の役所、およびその遺跡に関するダザイフは「大宰府」、中世以降の地名や天満宮については「太宰府」と表記されるようになりました。現状では、行政的な表記もこれにならい、「大宰府政庁跡」「太宰府市」というように明確に使い分けています。』