『英文読解の透視図』を買ってみた。
『英文読解の透視図』は、自分が高校生に教えるときにも使うことがある教材です・・・というか、元々自分が高校生に英語を教えることになった20年ほど前に、「しっかり勉強し直さないと」と思って読み通した参考書。
それが、受験を控える自分の子供が「英文読解の参考書は何がいいか?」と聞いてきたので、ボロボロになった『英文読解の透視図』を見せてやったら、これが良さそうだ、と言うので早速アマゾンでポチッタ次第。
『英文読解の透視図』ってどんな参考書?
『英文読解の透視図』は24の「challenge問題」(下図の左ページ)と、48の「challenge問題を解く前に」(下図の右ページ上部)から構成されています。
まずは、「challenge問題を解く前に」を全文訳して、(構造を読み解くのが狙いなので、語注を思い切り参考にしてもよい!)その後に「challenge問題」の下線部訳に挑戦していくという流れで読み進めていくことになります。
『英文読解の透視図』ってどんな大学を受けるレベルの人に向いているのか?
自分で教材として使用している感覚では、旧帝大レベル以上の大学志望者で、もちろん英語を二次試験で課されるような生徒、しかもセンター試験レベルの長文はある程度読みこなせる位にはなっている生徒でないと、途中で断念してしまう教材だと感じています。
そういった対象の生徒が、最初は汗をかきながら、それでも最後まで読破していければ、間違いなく力になるし、「英語を何となくのフィーリングで読んでいた生徒」も、自信をもって英文を読解できる力を持てるようになると思っています。
ただ、疑問だったのは、「東大受験」レベルの人は『英文読解の透視図』って本当に使ったりしてるんだろうかということでした。
その謎を解いてくれたのが『アマゾン様』でした。
アマゾンで『英文読解の透視図』を購入してしばらくしたら、下記のようなおすすめメールが・・・
なるほど、『英文読解の透視図』買う人は『ポレポレ英文読解』も一緒に買ってるのね。でもその下には『鉄緑会』!
『鉄緑会』を買う人ってのは、(実際に受験して合格するかどうかはともかくとして)東大を受験したいって思っている人。『英文読解の透視図』を買った人にアマゾンが『鉄緑会』をおすすめしてくるってことは、『英文読解の透視図』を買う人と『鉄緑会』を買う人に、一定の相関関係があるってことですよね。やはり、東大受験を考えてる人で『英文読解の透視図』を使う人もいるってことをアマゾン様が教えてくれました。
あっ、でも繰り返しになりますが、東大受験じゃなくても、京大受験者や旧帝大レベルの大学志望者で、(北海道大学受験/東北大学受験/名古屋大学受験/大阪大学受験/九州大学受験/東京外語大学受験/一橋大学受験/早稲田大学受験/慶応大学受験/上智大学受験など)厳しい英語と闘わなくてはいけない生徒や、GMARCHレベルの受験生でも、英語を絶対的に武器にしたい生徒が『英文読解の透視図』を最後まで読破していければ、間違いなく力になると思うので、是非チャレンジして欲しい参考書だと思います。