知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

英語外部試験 首都大学東京/神戸市外国語大学が発表 ~特に神戸市外国語大学方式は無理筋!~

英語外部試験 首都大学東京/神戸市外国語大学が発表

2021年度入試より、英語外部試験が導入されます。

国大協が3月に公表した英語外部試験に関してのガイドラインの概略は次の通りです。

 

英語認定試験
「一般選抜」の全受験生に認定試験を課すとともに、2023年度までは共通テストの英語の試験も併せて課し、それらの結果を入学者選抜に活用する。
・全ての認定試験を対象とする。
・「出願資格」「加点方式」のいずれか、または両者を組み合わせて活用する。

 

そんな中、それぞれの大学が実際どのように英語外部試験を活用していくかが注目されますが、首都大学東京/神戸市外国語大学が7月初旬、2021年度入試について予告発表をしました。

英語外部試験 首都大学東京の2021年度入試予告

【大学入学共通テスト】
(1)マーク式問題と記述式問題の併用
・国語『国語』(※1)及び数学『数学Ⅰ・数学A』は、マーク式問題と記述式問題を併用します。
(※1)段階別評価の取扱いについては検討中。
(2)外部英語検定試験(認定試験)(※2)と大学入学共通テスト「外国語」の併用
・認定試験は独立行政法人大学入試センターが認定した全ての試験を対象とします。
(※2)第1次選抜、第2次選抜のどちらで活用するかは検討中。
・外国語『英語』は、「筆記(リーディング)」と「リスニング」の両方を対象とします。
【個別学力検査】
(1)個別学力検査「外国語」の廃止
・外部英語検定試験(認定試験)の導入に伴い、個別学力検査「外国語」の試験を廃止します。
(2)記述式問題の出題
・これまでと同様、「思考力・判断力・表現力」を評価する記述式の問題を重視します。

 

これをみると、実際どのような扱いにするのか(加点方式なのか出願資格なのか)は不明ですが、いずれにしてもいわゆる「二次試験(個別試験)」では、英語がなくなるということが分かります。今までの二次試験のような多少なりともアカデミックな英文を読み、考え、論述するという力は測らなくともよいということなのでしょうか?今後詳細が発表されるのを注視したいと思います。

英語外部試験 神戸市外国語大学の2021年度入試予告

2021年度入試(2020年度実施)から導入される大学入学共通テスト(以下「共通テスト」という。)の英語試験について、本学のアドミッション・ポリシーに沿った選抜を行うため、共通テストおよび認定試験の双方を利用します。
なお、共通テストの外国語科目で英語を選択する場合の利用方法は、以下のとおりとします。


・原則、共通テストおよび認定試験の双方を受験することが望ましい。
・共通テストと認定試験の得点の双方を比較して高得点のものを選抜に利用する。
・なお、認定試験については、本学独自の換算方法を用いて得点化する。

・ただし、認定試験を受験できない受験生については、共通テストのみでの受験を認める。その場合、共通テストの得点を選抜に用いる。

 ※認定試験とは、大学入試センターから、試験内容・実施体制等が入学者選抜に利用する上で必要な水準及び要件を満たしているものと認定を受けた資格・検定試験をいいます。

 

これをみると、原則、大学入試共通テストの英語と英語外部試験を受験し、「大学独自の換算方法」で得点化し、合否判定に用いるということですね。しかし、そもそもの受験対象が異なるそれぞれの外部試験と、それに加えて大学入学共通テストの英語をどのようにして比較・換算するというのでしょう?確かに外部試験の導入が2021年度入試ってゴールが決められている中での苦渋の決断なのでしょうが、いくらなんでも「異なる性質のものを比べる」という神戸市外国語大学方式は無理筋!としか私には思えません。

 

これから続々と各大学が2021年度入試の予告を発表するのでしょうが、少なくとも神戸市外国語大学方式に追随する大学が出ないことを願います。

 

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