知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

【大学受験】過去問はいつから何年分対策をやるべきか

【大学受験】過去問はいつ買うべき?いつからやるべき? 

共通テスト赤本2024年度版

高校生になって、大学受験を意識しだすと、気になるのは「過去問題集をいつ買って、いつからやるのか?過去問対策はいつからみんなやっているのか?」ということですね。

 

姉妹サイトで参考書や赤本や青本(過去問題集)を紹介していますが、アマゾンを通じた売れ具合、クリック数などを見る、受験生がいつ過去問題集を買っているのか傾向が分かってきます

 

大学受験過去問題集と言っても「共通テスト問題集」、各大学ごとに発刊されている「大学入試シリーズ」(〇〇大学赤本ってやつです)や駿台青本シリーズ・そして、「難関校過去問シリーズ」と種類があり、それぞれ売れ出す時期が異なります。

「共通テスト対策問題集」(教学社赤本シリーズ)は、いつ買っていつから過去問をやる?

共通テスト赤本は、毎年4月中旬発売です。

 

例年だと最初の共通テスト購入の時期は6月から7月にやってきます。これは、運動系の部活動をやっていた人が、部活動を引退して「さあ、夏休みに頑張るぞ」という気持ちで共通テスト過去問題集を買うのでしょう。

 

次の共通テスト過去問題集購入の時期は8月後半から9月にかけてやってきているようです。学校の夏休みの補習や塾・予備校の夏期講習が終わって、本格的に共通テスト対策を始めるのでしょう。

 

そして、最後の共通テスト過去問題集購入の時期は11月下旬から12月にやってきます。これは、「二次試験の配点が高い大学の受験生」が、11月ギリギリまでは「二次・記述の対策」を行い、12月に入って共通テスト過去問対策を本格的に始めているのと、基礎力に不安のある生徒が基本的な問題集・参考書で学習をしていたものの、さすがに共通テストの対策をしなくてはと少し焦りながらも購入しているのではないかと思います。

 

センター試験が共通テストに変わっても本来学習すべきことは大きく変わることはないはずですが、形式が変わることによって心理的に「共通テスト対策問題集」は早めに買っておこうという動きになるのかもしれません。

 ⇒共通テスト問題研究(教学社赤本)はこちらから
⇒大学入学共通テスト攻略レビュー(河合塾黒本)はこちらから

 「大学入試シリーズ」(〇〇大学過去問題集)はいつ買っていつからやる?

「大学入試シリーズ」(〇〇大学過去問題集)は、例年東大赤本など、早いものは5月下旬に発売になり、9月下旬(一部は10月)までには発売が開始になります。

 

実は、旧帝大クラス、早慶、GMARCHクラスの過去問題集は、自分が受験する年度の過去問題集が発売になる前に、3月~5月にかけて、前年度のものが売れ出します。まあ、難関大学を目指している生徒ですから、高2年の終わりから高3の始めには、自分の受験する大学の過去問がどういうレベルのものなのか触れておきたいということなのでしょう。

 

実際「1年古い過去問題集を購入しても、ある程度の有名校なら最新の過去問はネット上で手に入るから全然問題ない」からです。

 

例えば、下記の「スタデイサプリ」に登録して、自分の欲しい過去問をダウンロードしちゃうってことも考えられます。

↓↓↓スタデイサプリ↓↓↓

 

国公立大学に関して言えば、基本的に二次試験の配点の高い大学ほど過去問題集を買う時期は早く(夏前後)、共通テストの配点の高い大学ほど過去問題集を買う時期は遅い傾向(秋以降)にあるようです

 

実際、二次試験の配点の高い大学受験生が、共通テストが終わってから過去問題集買って二次過去問対策!じゃあとても間に合いませんし、共通テスト配点の高い大学志望者で、二次科目が1~2教科であれば、共通テストが終了してから二次過去問対策でもどうにかすることができます。(もちろん、二次科目は早い時期から対策を始められた方がよいに決まっていますが・・・)

 

そして、各大学の過去問題集を買うピークは、(残念なことに)共通テストが終了してやってきていました。共通テスト終了後に受験校が変わったり、私立大学の併願先が変わったりということがあるのでしょう。いずれにしても、志望校が固まりだしたらできるだけ早い段階で自分の大学の過去問題集はいつ発売かをチェックし、できるだけ早い段階で手元に置いて、「この問題といずれ闘うんだ」という気持ちを胸に受験勉強を進めてほしいと思います。

⇒国公立大学赤本はこちらから

⇒私立大学赤本はこちらから

⇒駿台青本シリーズはこちらから

過去問は何年分やるか

各大学別の赤本は、大学によって2年分しか掲載されていないものもあったり、5年分掲載のものもあったりします。さすがに、2~3年分だと対策として不十分なので、その場合は、最新の過去問題集にプラスして、古い年度の過去問題集も入手して、できれば5~6年分は解いてみたいですね。実際、ここ数年出題されていなかった4~5年前の出題形式が突然復活することもありますから。古い年度の赤本入手は、下記も参考にしてください。

 

kasikoi.hatenablog.com

 

「難関校過去問シリーズ」の赤本はいつ買っていつやるのか

「難関校過去問シリーズ」は、
例えば東大の英語25カ年、一橋大の英語15カ年、早稲田の国語、などと大学・教科ごとに発行されており、 志望校の特定教科を数多く問題演習したい生徒にはおすすめの赤本シリーズです。 例年2月~3月には発売になりますが、各大学毎年発売になるわけではないので、例えば「東大の〇〇」は2023年は発刊されないようですから、「2022年発刊」が最新のものとなります

2023年は京大、北大、東北大、名古屋大、阪大、九大、神戸大、同志社大、立命館大、関西大、関西学院大の難関校過去問シリーズが3月に改訂発売となっています。

(そのほかの大学は昨年までの版が最新になります)

 

そういった事情があるので、「難関校過去問シリーズ」の赤本は、春先からすでに購入して学習をスタートする人も多いようです。

⇒難関校過去問シリーズ最新版を確認する kasikoi.hatenablog.com