英検どうなる『英検2020 2days S-Interview』『英検2020 1day S-CBT』『英検CBT』と現在の英検(旧英検)の違いを比較【加筆修正】
2019/6/26に英検から『英検2020 2days S-Interview』『英検2020 1day S-CBT』について新たな発表がされていますから、詳しくはこちらをご覧ください
2018/12/7に日本英語検定協会から2019年度英検新方式の速報が発表されたので、以前の投稿を加筆修正してみました。
以下は、以前の英検のHPです。
これが今回の英検の2019年度新方式に関する発表です。
今までの発表との大きな違いは以下です。
①『英検2020 2days S-Interview』は2019年度は「ひとまず実施せず」
⇒この「ひとまず」っていうのが意味不明でツッコミどころ満載ですが・・・
②『英検2020 1day S-CBT』は、以前は高校3年生のみ受験可だったものが2019年度は高校2年生限定に変更。
③同じく『英検2020 1day S-CBT』はRとL(readingとlistening)がPBT(紙ベースでのテスト)からCBT(タブレット等のコンピューター上でのテスト)に変更。
本当に大きな変更だと思います。こういったものを今の時期に発表で、本当に受験生や保護者に周知徹底できるのでしょうか?
以下は、以前の投稿を、今回の発表を元に加筆訂正してみました。
上の表の左端が現在行われている英検(以下、旧英検)です。これは、「Reading」「Listening」「Writing」の一次試験を受け、一次合格者が後日、対面式で「Speaking」の二次試験を受けるという形式です。
この旧英検も、例えば高校1年、2年で該当する級に合格すれば、それを条件にしている大学の推薦・AO・一般入試を受験することができたり、または英語の試験が加点されたり英語の試験が免除されたりすることになりますから、「旧英検を受けるのはムダ」ということではありません。
右側の3つ『英検2020 2days S-Interview』『英検2020 1day S-CBT』『英検CBT』が、これから導入されるいわゆる新英検となります。この3つが、いわゆる2020年大学入試で英語外部試験として採用されるものになります。(旧英検は、英語外部試験としては採用されません。)
また、仮に高校2年生で旧英検2級に合格していても、英語外部試験を必要とする大学を受験しようと思えば(東大・名古屋大・東北大等は受験を必須としない発表をしています。)今の高校1年生は高校3年の時に、改めて新英検を受けないといけないことになります。
■『英検2020 2days S-Interview』
・「Reading」「Listening」「Writing」のペーパー試験を受け、別日程で対面式の「Speaking」の試験を全員受けます。そして4技能の結果でスコアが決まるというものです。旧英検に最も近いですね。
・1~3級
・高校3年(高卒生など含む)のみが受験可
・2019年度から実施⇒2019年度は実施せず。
■『英検2020 1day S-CBT』
・「Reading」「Listening」「Writing」のペーパー試験を受け、
⇒「Writing」のペーパー試験と、「Reading」「Listening」の試験をコンピュータ・タブレット上(?)で受け、
その日にコンピュータ・タブレットでの録音式で「Speaking」の試験を受けます。そして4技能の結果でスコアが決まるというものです。
・1~3級
・高校3年(高卒生など含む)のみが受験可⇒高校2年生に限定
・2019年度から実施
■『英検CBT』
・「Reading」「Listening」は、パソコンで選択肢をクリック。「Writing」はタイピング入力。その日にコンピュータでの録音式で「Speaking」の試験を受けます。そして4技能の結果でスコアが決まるというものです。
・2~3級
・受験の年齢制限なし
・2018年度8月から実施
・2018年第2回で会場は全国19か所しかなく、受験者数の枠も限られていた。(今後増えるかどうかは不明)
いずれにしても、2019年度の詳細はこれから発表とのことですし、2020年度がどうなるかは未定の状態です。本当に英検がこれからどうなっていくのか、注目はしないといけませんが、該当する現在の高校1年生のことを思うと、本当に心が痛みます。
以上、英検2019年度どうなる?『英検2020 2days S-Interview』『英検2020 1day S-CBT』『英検CBT』と現在の英検(旧英検)を比較でした。