辺野古土砂投入の日の【折々のことば】を読む
2018年12月14日辺野古に土砂がついに入れられ始めた。
沖縄県知事選で、辺野古基地移転反対を唱える玉城デニー氏が当選し、再三政府に対して辺野古基地建設を思いとどまるように申し入れていたにもかかわらずである。
ちょうどその日の朝の朝日新聞【折々のことば】(鷲田清一)は、ひょっとしたら政府・与党の人に対する鷲田清一さんからのメッセージなのではないかと勝手に妄想している。
この文章の「彼ら」を「辺野古基地移転を強行する政府」に置き換えて読んでみたらどうなるだろう。
辺野古基地移転を強行する政府が沖縄の人の言うことがわからないのはわかろうとしないからだ。
わかろうとしないのは「沖縄の人の声を受け入れたくないから」、沖縄を無視でき、沖縄のことを考慮しないですむからだ。言葉は、それを聴こうとするする耳にしか届かない。関心のない人には、どれほど情理をつくし語っても伝わらない。聴くことは他者を人として尊重することであるから。
果たして政府は、沖縄の人を、人として尊重しているのだろうか・・・そんな投げかけのようにも思われる。
辺野古土砂投入の日の今日、折々のことばにこの文章が掲載されたのは単なる偶然なのだろうか。
以上、辺野古土砂投入の日の【折々のことば】を勝手に妄想を交えて読んだ感想でした。