知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

Much of what we discussed about these problems was boring to me. discuss にabout がついてるのは何故? discussは他動詞だからabout いらないんじゃない?

Much of what we discussed about these problems was boring to me. discuss にabout がついてるのは何故?という質問

以前ご縁があって、遠方で来年の受験を目指して頑張っている人から、ショートメールで上記のような質問がきました。

 

「discussは他動詞だから後ろにaboutは来ない」と勉強した人にとっては不思議な英文に見えたのですね。

 

他にもこの英文(出典は何か知りませんが・・・)に疑問を持つ人がいるかも知れないので、メモ的に残しておきます。

 

まず、what という関係代名詞は「先行詞+普通の関係代名詞」でしたね。

 

例えば、

Show me what you have in your hand. なら

Show me the things that you have in youra hand.

ですよね。

 

what you have であなたの持っているもの、という意味になりますよね。

 

同じように

the matters that we discussed が

what we discussed  になって、「私たちの議論したこと」という意味になることは理解できますよね。

(この部分では、discuss の目的語は関係代名詞の目的格のthat って考えれば良いですから、確かにdiscussは他動詞として扱っていることが分かると思います。)

 

それにmuch of  をくっつけると、

much of what we discussed となって「私たちの議論したことの大半」という塊ができます。

 

これにさらに about  these problems をくっつけると

Much of what we discussed about these problems となります。

「この問題について、私たちが議論したことの大半は」という主語が出来上がったということです。

 

最終的に、「この問題について、私たちが議論したことの大半は、私にとって退屈なものだった」という英文が出来上がったのですね。

 

他動詞の discuss にabout these problems とくっついているのではないのです。

 

直接説明して上げられれば良いのですが、ショートメールだと伝えきれないのでブログにしてみました。

 

以上、Much of what we discussed about these problems was boring to me. discuss にabout がついてるのは何故? discussは他動詞だからabout いらないんじゃない? についてでした。