知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

受験生インフルエンザ対策 予防接種の時期・マスク・除菌~今年のインフルエンザ流行は早め?~

目次

受験生インフルエンザ対策 予防接種の時期・マスク・除菌~今年のインフルエンザ流行は早め?~

f:id:kasikoi:20191017162349p:plain

 2019年09月26日  東京都福祉保健局報道発表資料によると、都内のインフルエンザ定点医療機関からの2019年第38週(9月16日から9月22日)の患者報告数が、流行開始の目安となる定点当たり1.0人を超えたそうです。

 

福島県でも10月16日、福島県内でインフルエンザが流行入りしたと発表されました。県感染症発生動向調査週報(7~13日)で、県内82の定点医療機関から報告された患者数が91人で、1定点当たり1.11人となり、流行開始の目安(1定点当たり1人)を上回ったそうです。

 

札幌市教育委員会は、10月16日から市内の4つの学校で臨時休校や学級閉鎖などの措置を取ると発表しました。

 

インフルエンザ流行が今年早めなのは、国際的なイベントなど人の動きが関係しているかもしれないそうです。

 

ラグビーワールドカップで札幌にも(南半球の国でインフルエンザが流行の時期が日本と異なる)オーストラリアやトンガなど世界各地からラグビーファンが訪れたことも関係あるのかもしれません。

 

インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行しますが、予防接種・マスク・除菌など受験生インフルエンザ対策は今シーズンは早めがよさそうです。

受験生インフルエンザ対策、今年は早めに

 受験生の子供がいると、気になるのがインフルエンザの予防・対策ですね。せっかく一生懸命勉強していたのに、受験間際にインフルエンザにかかってしまっては、出せる実力も出せないで終わってしまいます。

 

どんなインフルエンザ予防策でも、100%のものはないようですから、インフルエンザにかかってしまったものは仕方ありませんが、できるインフルエンザ予防策を取らずにインフルエンザにかかってっしまったら後悔してしまいます。

 

上記のように、今年はインフルエンザ流行が少し早いかもしれませんから、受験生のインフルエンザ対策も早めに考えておいた方がよさそうです。

 

受験生インフルエンザ予防接種を受ける時期と回数

予防接種を受ける時期は、インフルエンザの流行する時期から逆算して考えると良いですね。インフルエンザの型(A/B)が異なれば、1シーズンに2回患者数のピークがあることもあります。

 

インフルエンザワクチンは打ってから効果が出るまでに約2〜4週間かかり、その後5ヶ月間は効果が持続するそうです。

 

インフルエンザの予防接種開始は10月1日以降ですが、各病院・医院によっても異なります。かかりつけの病院・医院に予防接種開始の日付を確認し、早めにインフルエンザ予防接種の予約をしてしましましょう。

 

インフルエンザの予防接種をしても、100%インフルエンザが発症しないということではありません。私の周りでも、インフルエンザ予防接種したのに罹った人は毎年結構います。

 

でも、インフルエンザウイルスが体内に入った時の「発症率」が下がることと「重症化」を防ぐことは間違いないようですから、何も受験生に限ったことではありませんが、インフルエンザ予防接種は必ず受けるべきだと思います。

 

中学校受験生のインフルエンザ予防接種の時期・回数

12歳以下の子供の場合、インフルエンザの予防接種は2回受けることが原則です。
免疫力が未熟なため、1回だけのインフルエンザ予防接種だと十分な量の免疫ができないからだそうです。

 

1回目と2回目のワクチン接種は間隔を4週間あけることで高い効果が期待できます。10月中に1回目、11月中に2回目を摂取すると、2月初めの中学受験の頃もインフルエンザ予防接種の効果がまだ十分あることになりますね。

 

高校受験生・大学受験生のインフルエンザ予防接種の時期・回数

中学生以上の場合は普通はインフルエンザ予防接種は1回で大丈夫です。

 

でも、受験生の場合、11月から12月中旬までに予防接種をしたとすると、場合によっては2月末、3月初旬の受験日の頃には、予防接種の効果が薄れてきていることも考えられます。医師とも相談の上、年明けにもう一度インフルエンザ予防接種をする人もいたりします。 

受験生のインフルエンザ対策マスクは効果があるか?

2018年1月の産経新聞によると、厚生労働省担当者も

マスクをすることは「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」としています。

  

つまり、自分がインフルエンザに感染する予防としてマスクをすることはウイルスを吸い込む危険は低減させるが、防毒マスクのようなものでなければウイルスを完全に防ぐことは難しい上、接触感染は防げないのです。

 

また、国民生活センターの少し古いレポートでは(H21/11)

「全ての(マスクの)銘柄でウイルス対策をうたっていたが、フィルターの捕集効率が低いものがあった。また、全ての銘柄で隙間からの漏れがありウイルス等の微粒子を完全には遮断できないと考えられるため、消費者にマスクの効果を過信させるおそれがあった」としています。

 

インフルエンザに感染することを予防するには、マスクはあまり過信しないほうが良いということです。ただし、ひょっとしたら自分がインフルエンザウイルスに感染していて、周りにウイルスをまき散らしてしまうことあるかも知れません。

 

したがって、電車・バス・塾・予備校といった人ごみの中では、エチケットとしてマスクをした方が良いですね。インフルエンザにかかりたくないのは受験生だけでなくお互い様ですから。

 

なお、できるだけウイルスをまき散らさないように、「プリーツ型マスク」よりは顔とマスクの間の隙間を作らない「立体型マスク」が良いですね。 

 

立体マスク
 ユニチャーム ソフトーク
超立体マスク 100枚入

受験生のインフルエンザ対策加湿器

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って勉強部屋の湿度を適切に保つことも受験生のインフルエンザ対策として大切なことです。ひとくくりに加湿器と言っても、スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式と種類があります。それぞれにメリット・デメリットがありますから、下記の記事も参照ください。

 

kasikoi.hatenablog.com

 

受験生のインフルエンザ対策【手洗い】

インフルの感染経路には、患者のせきやくしゃみで飛んだウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と、ウイルスのついたドアノブなどを触った手で口や鼻に触れることでウイルスを取り込む「接触感染」があります。

 

実は、インフルエンザウイルスの多くは、手を介して体内に侵入することが多いと言われています。


インフルエンザの流行期には、ドアノブや電車のつり革など、様々な場所にウイルスがくっついています。そのような場所を触った手で、自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウイルスが体内に侵入してくるのです。

 

したがって、学校に着いたとき、昼食の前、帰宅時などしっかりと手洗いして除菌することが大切です。

 

インフルエンザの予防としての手洗いは普通の石鹸で構いません。手の甲、爪、指と指の間、そして手首までしっかり洗い、流水でしっかり洗い流すことが大切です。

 

また、公共施設のトイレ等にある「ジェット乾燥機」は手についた菌をまき散らしてしまっている可能性があるので、できれば使用しない方が無難です。

 

受験生のインフルエンザ対策除菌なら【Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス・富士フィルム】がおすすめ

また、親や兄弟がどこかからインフルエンザのウイルスをもらってきていることも考えられますから、自宅のドアノブ、トイレなども除菌することが大切です。

 

インフルエンザ除菌対策におすすめは富士フィルムの【Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス)】です。我が家でもお世話になりました。インフルエンザなどウイルス対策だけでなく、消臭効果もあるので、ゴミ箱付近にも使ってました。我が家はペットがいないのですが、ペットのトイレの消臭・除菌にも効果があるそうです

 

Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス
1ヶ月以上持続の実績 富士フイルム 
HydroAg+ 持続除菌アルコール60%スプレー

 

あと、スプレー式ではなくて除菌シートタイプなら、こちらのタイプがいいですね。手軽に、ドアノブやトイレのノブ、トイレットペーパーホルダーの除菌にも使えます。

 


1ヶ月以上持続の実績 富士フイルム
 HydroAg+ 持続除菌クロス(100枚)2個と
専用ボトル1個セット(空ボトル)

 

インフルエンザ対策除菌 アルコール系は肌が荒れるという人は【安定化次亜塩素酸水 OXミスト 300ml 除菌スプレー 】がおすすめ

アルコール系の除菌だと肌が荒れるのという人は安定化次亜塩素酸水 OXシャワー 300ml 100PPM 強力 消臭スプレー 除菌スプレーがおすすめです。

 

 

受験生インフルエンザ対策 予防接種の時期・マスク・手洗い・除菌についてまとめてみました。できるだけのインフルエンザ予防対策をして、万全の体調で受験に臨んでもらいたいですね。

インフルエンザ薬ゾフルーザに耐性ウイルス問題

昨年から、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の製造販売が承認されています。

 

皆さんご存知のタミフルが1日2回、5日間の服用が必要なのに対し、ゾフルーザは錠剤を1回飲むだけでOKですし、子供(体重10㎏以上)でも飲めます。また、季節性インフルエンザAとインフルエンザBの両方に効果があります。

 

ゾフルーザとは、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する新しいタイプの薬剤(日経メディカルから引用)で、ウイルスが消えるまでの時間は、ゾフルーザがタミフルの1/3と、ゾフルーザの方が、かなり早い時期にウイルスが消えるそうです。

  

ところが、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の耐性ウイルスが相次いで出現した問題で、日本感染症学会はゾフルーザを12歳未満に投与するのは慎重に検討すべきだとする提言をまとめました。

 

12歳以上と成人についてはデータが不足しているとして推奨・非推奨を決められないそうです。また、重症のインフルエンザ患者や、免疫力の落ちている患者などに対してはゾフルーザの単独での使用は推奨しないそうです。(2019/10/17日本経済新聞)

 

この辺は、かかりつけの医師とも確認・相談が必要ですね。

 

以上、受験生インフルエンザ対策 予防接種の時期・マスク・除菌~今年のインフルエンザ流行は早め?~(昨年度記事をリライトしました)