知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

e-Portfolio運営許可取り消しへ⁉←「公開の場で議論をししっかりと見直ししたい」(2020年2月7日萩生田大臣会見)

「JAPAN e-Portfolio」運営許可取り消しの方向

追記)

2020/7/9早朝、「JAPAN e-Portfolio」文科省が運営許可取り消しの方向へ、というニュースが飛び込んできました。

 

正直、大学入試に「主体性評価」なるものを持ち込むのは反対でしたし、それを民間企業のベネッセのシステムを利用してっていうのも反対でした。

 

そういう意味では歓迎のニュースではありますが、「主体性評価」をなくするという発表ではないようなので、今後の詳細発表を待ちたいと思います。

 

しかし、今の高校3年生は、授業時間をつぶしてまで、ベネッセのシステムに様々な活動の記録を打ち込んできたという人もいるでしょうから、生徒そして先生の今までの苦労を考えると、「何だよ‼」って気持ちなのではないかと推察いたします。

 

www3.nhk.or.jp

 


以下は、2/7に投稿した記事です。

e-ポートフォリオについて 萩生田大臣の会見(2020年2月7日)「公開の場で議論をししっかりと見直ししたい」


萩生文部科学大臣会見(令和2年2月7日):文部科学省

 

 

今後始まるe-ポートフォリオについては上記の会見の5:50過ぎからです。全部は書き起こせませんでしたが、要点のみ備忘のために残しておきます。

 

・文部科学省としては、ベネッセからのID管理システムIDの借用解消等について一般社団法人教育情報管理機構に解消を求めている。(現在作業中)

 

・他方学力の三要素の一つである主体性をもって多様な人々と共同して学ぶ態度を大学入試で評価すること自体は高大接続改革を推進していくうえで引き続き重要なことと考えます。これまでの取り組みを踏まえ調査書の内容やe-ポートポートフォリオなどの学びのデータをどのように入試で活用し、どこまで評価していくのか、あるいは国としての支援の在り方などについて、高校と大学の双方の考えをよく聞きながら検討することが必要であり、公開での議論の場を設けしっかりと検討していきたいと考えています。

 

記者(そもそもシステム自体を独自に開発するなどやっぱり変えないといけない、変えるという理解で良いのでしょうか?)

・公開の場で一回しっかり高校や大学の関係者のみなさんと話し合いをしてみたいと思っている。調査書は担任の先生が手書きまたはPCで作っていて二重の手間になっている可能性がある。こういうの含めていい機会ですからしっかり見直しをしていきたいと思います

 

萩生田大臣に置かれましては会見の通り、高校や大学の関係者との公開の場での議論を早急にしていただくことを願います。もう時間がありません。

 

同時に、e-ポートフォリオの問題を個人的にも注視していきたいと思っています。

 

以上、e-ポートフォリオについて 萩生田大臣の会見(2020年2月7日)「公開の場で議論をししっかりと見直ししたい」という発言について備忘のため残しておきます。