共通テスト2021平均点・難易度予想(河合塾・駿台ベネッセ・東進)
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【共通テストボーダー得点率】河合塾Kei-Net~昨年ボーダーラインより大幅ダウン⁉~昨年ボーダーより下がっているのは何故か?
河合塾Kei-Netで、2021共通テストボーダー得点率と予想ランキングが公開されています。
入試難易予想ランキング表 | 志望校をさがす | 河合塾 Kei-Net
下記は東北大学の共通テスト予想ボーダー得点率(共通テスト実施前の段階のものです)を抜粋したものです。
2020センター試験 ボーダー得点率 |
2021共通テスト ボーダー得点率 |
|
東北大学法学部前期 | 81 | 76 |
東北大学経済学部文系前期 | 80 | 74 |
東北大学文学部前期 | 80 | 76 |
東北大学教育学部前期 | 79 | 74 |
東北大学理学部前期 | 81~82 | 76~77 |
東北大学工学部前期 | 81~82 | 75~77 |
東北大学農学部前期 | 80 | 74 |
東北大学医学部医学科 | 88 | 84 |
げっ!こんなに東北大学って共通テストボーダー得点率大幅ダウンじゃん!東北大学って今年そんなに人気落としているの???
他の大学もざっと見てみました。大学・学部によって多少違いはありますが、
概ね4~6%共通テストのボーダー得点率は昨年度秋の時点のセンター試験ボーダー得点率より低くなっている感じです。
河合塾予想の共通テストボーダー得点率が大幅ダウンしているのは何も東北大学だけではないってことです。
仮に900点満点の大学でボーダー得点率が5%下がるということは得点でいうと45点大幅ダウンということになります。
共通テストボーダー得点率が昨年ボーダーより大幅にダウン・下がっているのはどうしてか?謎はすぐ解けました。
高校3年生の方であれば河合塾の「栄冠を目指してVol3」がそろそろ配布されたり、少なくても進路指導室で閲覧できるはずです。
その「栄冠を目指してVol3」の11Pにこんな風に書いてあります。
入試難易度(ボーダーライン)とは?
※共通テストの試行調査問題が、受験者の平均得点率50%となることを想定して作問されたことを受け、2020年度に行われる(2021年1月に行われる2021年度の大学入試ってことですね)共通テストも同様の問題難易度で実施されることを想定して難易度を設定しています。
2020年1月に行われた最後のセンター試験の平均点の河合塾計算は
文系 900点満点で548点(得点率60.9%)
理系 900点満点で553点(得点率61.4%)
これを、共通テスト受験者平均得点率50%で想定してボーダー得点率を予想しているのですから、大幅ダウンになるに決まっていますね。
簡単に言うと、今までセンター試験の平均点が60%程度だったのに、
共通テストは平均点が50%程度になるように作問するとされているので、
その分、ボーダー得点率予想が大きく下がっているのです。
逆に言うと、今まで例えば旧帝大ねらいであれば、「最低でも8割平均。できれば8割5分」と思って、勉強をしている人も、共通テストの平均点が本当に50%くらいになるのであれば、7割5分でも十分に勝負になる可能性があるってことになりますね。
共通テストの初日が終わり、仮に手ごたえが芳しくなくても、共通テストの2日目を終え、各社の共通テスト予想平均点、予想ボーダー得点率が出そろうまでは、一喜一憂しない心構えが必要だともいえます。
以上【共通テストボーダー得点率】河合塾Kei-Net~昨年ボーダーより大幅ダウン⁉~でした。