共通テスト2023年度については下記を参照ください。
以下は2021共通テストについての記事です。
【共通テストボーダー点】下がる?下がらない?~共通テストボーダーラインはどうなるか~
2021年度の共通テスト第一日程がともかくも終わりました。
1/17夜時点での河合塾・駿台ベネッセ(データネット)が、共通テスト予想平均点を発表しています。
共通テスト2021予想平均点(河合塾・駿台ベネッセ・東進)
・1/19 河合塾予想平均点修正
・1/19 13:20 駿台・ベネッセ予想平均点修正
・1/19 15:00 東進平均点修正
・1/19 21:10 駿台・ベネッセ予想平均点再修正
・1/22 19:20 駿台・ベネッセ予想平均点得点調整を受けて再修正
・1/22 河合塾予想平均点得点調整を受けて再修正
河合塾 共通テスト平均点予想 |
ベネッセ 共通テスト平均点予想 |
東進 共通テスト平均点予想 |
|
5教科7科目文系型 |
昨年度(センター試験)547点 ↓ 今年度共通テスト535点(-12) ↓ 549点(+2)1/19修正発表 ↓ 553点(+6) 1/22得点修正を受けて修正 |
昨年度(センター試験)548点 ↓ 551点 (+3) ↓ 553点(+5)1/19修正発表 ↓ 551(+3)1/19再修正発表 ↓ 552(+4)1/22得点修正を受けて修正 |
昨年度(センター試験)549点 ↓ 526点 (-23) ↓ 550点(+1)1/19修正発表 |
5教科7科目理系型 |
昨年度(センター試験)552点 ↓ 今年度共通テスト540点(-12) ↓ 558点(+6)1/19修正発表 ↓ 569(+17)1/22得点修正を受けて再修正 |
昨年度(センター試験)559点 ↓ 557点 (-2) ↓ 562点(+3)1/19修正発表 ↓ 561点(+2)1/19再修正発表 ↓ 572点(+13)1/22得点修正を受けて再修正 |
昨年度(センター試験)556点 ↓ 533点 (-23) ↓ 561点(+4)1/19修正発表 |
※昨年もそうでしたが、この予想平均点はデーターが集まった時点で後日修正されていきます。
河合塾、共通テスト予想平均点は
文系535点(昨年センター平均点より12点ダウン)
⇒549点(昨年センター平均点より2点アップ)(1/19修正発表)
⇒553点(昨年センター平均点より6点アップ)(1/22得点調整後)
理系552点(昨年センター平均点より12点ダウン)
⇒558点(昨年センター平均点より6点アップ)1/19修正発表
⇒569点(昨年センター平均点より17点アップ)(1/22得点調整後)
駿台・ベネッセ(データネット)共通テスト予想平均点は
文系551点(昨年センター点より3点アップ)
⇒553点(昨年センター平均点より5点アップ)(1/19修正発表)
⇒551点(昨年センター平均点より3点アップ)(1/19再修正発表)
⇒552点(昨年センター平均点より4点アップ)(1/22得点修正後)
理系552点(昨年センター平均点より2点ダウン)
⇒562点(昨年センター平均点より3点アップ)(1/19修正発表)
⇒561点(昨年センター平均点より2点アップ)(1/19再修正発表)
⇒572点(昨年センター平均点より13点アップ)(1/22得点修正後)
【共通テストボーダー点】昨年度センター試験ボーダー点と同じかやや上がる程度
さて、共通テストの平均点が河合塾、駿台・ベネッセの予想通りくらいになるとすると、いわゆるボーダー点、ボーダーラインは昨年度のセンター試験ボーダー点数、ボーダーラインと同じかやや上がる程度にとどまるということになります。
もちろん、コロナ禍での受験で、地方回帰、地元志向、工学部人気といった状況下で、個別の大学、学部によって志望者が集まり、ボーダー点数が昨年度より厳しくなる大学・学部もそうでない大学もあると思います。
また、仮に共通テスト平均点が昨年度のセンター平均点と同程度だとしても、上位層が比較的点数が取れているのか、それとも上位層は崩れていて、いわゆる団子状態レースになっているのか、といった得点分布によっても状況は変わってきます。
しかし、トータルとして考えると、ボーダー点、ボーダーラインは昨年度のボーダー点数、ボーダーラインと同じかやや上がる程度ということになります。
【共通テストボーダー点】共通テスト前の予想ボーダー得点率よりは上がるはず
特に、現役生の人は、昨年度ボーダー点というよりも、「河合塾などの共通テスト前の予想ボーダー得点率」を目標に頑張って勉強してきた人も多いのではないでしょうか?
ここで注意が必要です。
共通テスト前の予想ボーダー得点率は、昨年センター試験ボーダーより大幅にダウン・下がっていたということです。
高校3年生の方であれば河合塾の「栄冠を目指してVol3」などで、自分の志望大学学部のボーダー点数を確認して、それを最低限の目標にしてきた人もいるのではないでしょうか。
その「栄冠を目指してVol3」の11Pにこんな風に書いてあります。
入試難易度(ボーダーライン)とは?
※共通テストの試行調査問題が、受験者の平均得点率50%となることを想定して作問されたことを受け、2020年度に行われる(2021年1月に行われる2021年度の大学入試ってことですね)共通テストも同様の問題難易度で実施されることを想定して難易度を設定しています。
2020年1月に行われた最後のセンター試験の平均点の河合塾計算は
文系 900点満点で548点(得点率60.9%)
理系 900点満点で553点(得点率61.4%)
これを、共通テスト受験者平均得点率50%で想定してボーダー得点率を予想しているのですから、昨年度センターのボーダーラインより大幅ダウンになっていたのです。
共通テスト平均点が、センター試験平均点と大差がなかったのですから、
【共通テストボーダー点】は、共通テスト前の予想ボーダー得点率よりは、むしろ上がるはずということです。
【共通テストボーダー点】下がる?下がらない?~共通テストボーダーラインはどうなるか~
結論です。
共通テストボーダー点、ボーダーラインは
①河合塾等の(共通テスト前の)予想ボーダーラインよりはアップで考えなければいけない。
②昨年度のセンター試験時のボーダーラインと同程度またはややアップと思っておくべき。
昨年度のボーダーラインや合格者平均点などを確認したければ、旺文社のパスナビが参考になると思います。
今週後半には各社のリサーチが返ってきます。
リサーチの結果や河合塾バンザイシステムを上手に利用しながら、自分で納得できる出願・受験ができることを願っています。
春はすぐそこまで来ているはずです。
そして保護者の皆様は落ち着かない日が続きますが、子供のことを信じて朗報を待つことにいたしましょう。
以上、【共通テストボーダー点】下がる?下がらない?~共通テストボーダーラインはどうなるか~についての個人的見解でした。