知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

「国公立大学授業料を半額に&学校給食を無償化」大学生の下宿費用補助も~立憲民主党枝野幸男さんが教育支援について語る~2021/8/29

 「国公立大学授業料を半額に&学校給食を無償化」大学生の下宿費用補助も~立憲民主党枝野幸男さんが教育支援について語る~2021/8/29

 

立憲民主党の枝野幸男代表は29日、子育てや教育の負担軽減をめざす考えを示した。「国公立大学の授業料を半額にする」と述べ、小中学校などの給食は「国費で自治体に支援して無償で義務化する」と訴えた。

2021年8月29日日本経済新聞より

「国公立大の授業料半額」立民代表が意欲 給食は無償に: 日本経済新聞

  

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該当の発言は2021/8/29の立憲民主党代表枝野幸男さんと立憲民主党神奈川14区総支部長長友よしひろさんとの対談でのものだなと分かったので、国立大学学費半額にと枝野さんが発言した部分を中心に書き起こしをしてみました。

 

義務教育はすでに無償なんですが、できるだけ経済的な負担を下げるために

学校給食は国費で自治体に支援をして無償で義務化すると、学校給食を。

これはやらないといけないと思っています。

 

それから高校授業料は実質無償化されているので、

大学なんですが、一律に大学・専門学校全部で一気に行かないかもしれないので、

まずは一つは国公立大学の授業料半額にします。

少なくても選択肢を作ります。

 

私、今57ですけれど、私が大学受験の頃は家も決して豊かじゃなかったんで、

とにかく国公立しか考えませんでした。

ほんとは早稲田行きたかったんだけど、落ちたこともあるんだけど(笑う)

ということでまず、全然学費違ったんですよ、私立と国立の。

 

今、私立はその時から若干上がったけど国公立はあの当時と比べたら5倍くらいに上がっているんですよね。

選択肢がなくなっちゃったんですよ、お金がなくても大学進学できるという。

 

それから、もちろん本当の奨学金、つまりローンではなくて、返済義務のない奨学金を大幅に増やす。

 

それから、ええとね、相模原はあんまり関係ないかもしれないけど、地方向けにですね大学生などの下宿費用の一部支援をしよう。

これはやっぱりねその、地方から住んでいる人(ママ)にとって、例えば東京周辺の大学に子供が進学するとなると、学費・生活費に加えて家賃の負担がものすごく大きい。

ここはまあ、実は家賃の支援というのは、学生だけじゃなくて、一般的にも持ち家政策一辺倒を変えてですね、低所得者の皆さんに対する家賃補助っていうのを入れようと思っているんですが、学生の下宿代についても一定の要件のもとにちゃんと出そう。

 

とにかくまずはこういうところで、お金がないから進学できないみたいな話をなくす、いう構造を一期目は作っていくことが大事だと思っています。

 

立憲民主党枝野幸男さんが語った学生支援策まとめ

・学校給食は自治体を支援して無償で義務化

・国公立大学授業料を半額に

・返済義務のない奨学金を大幅に増やす

・地方出身の大学生などの家賃を一定の要件で補助

 

「大学学費半額に」と立憲民主党枝野代表主張は昨年も国会で発言していた

2020年11/2枝野幸男氏代表質問

2020年11/2枝野幸男氏代表質問

2020年11/2枝野幸男氏代表質問②

2020年11/2枝野幸男氏代表質問②

実は2020年11/2衆議院での代表質問でも立憲民主党の枝野代表は

 

「授業料免除の対象だった中間層の一部が外されており」

「学費減額に踏み込み授業料を半額にすべきと考えます」と踏み込んだ発言をしています。

 

kasikoi.hatenablog.com

 

地方で教育に携わってきた身としては

「お金がないから進学できない」という高校生をずいぶんとみてきました。

 

自分自身も1人目の子供が、東京私立理系、しかも大学院までの合計6年間という気が遠くなる金額の学費・生活費の相当部分を負担し(一部はその子供が借りた奨学金ですが・・・)そして、2人目は国立大とはいえ来年から大学院に進学という子供をまだ抱えています。

 

本当は国公立大学の学費半額だけではなく、私立大学等の学生や大学院生の負担軽減についても力強く発言して欲しかったところですが、一挙にできないことの大風呂敷を広げない所も枝野さんの信頼のおけるところだとも思っています。(二期目に期待しています)

 

今回、まもなくやってくる衆議院選挙直前のこの時期、

改めて国公立大学の授業料半額に、と発言しただけでなく、

返済不要の奨学金の拡充や地方出身の大学生の下宿費用の補助

についても言及したのですから、衆議院選挙の公約にも大きくそれを掲げ、願わくば政権を取って一歩ずつ実現してくださることを願っています。

 

kasikoi.hatenablog.com