鎌倉殿の13人 トウって誰? 親の仇って言って善児を殺したのはどうして?
ついに善児に最期が訪れました。
とどめをさしたのは弟子のトウでした。
トウは「ずっとこの時を待っていた。父の親の仇でぃ。」と一刺し。
とどめを刺す時には「母の仇」と…
どうして親の仇って言っていたのか24話を復習です。
善児が範頼を殺した時に一緒に殺した農民(五藤太)夫妻がトウの親だったのですね。
トウはそれを見ていたのです。
しかもその場所は修善寺。
32回の「修善寺」という題は、頼家が殺された場所であると同時に、トウが親を殺された場所でもあったのですね。
そこでトウが親の仇である善児に止めを刺す。
三谷幸喜の脚本恐るべしです。
以下過去記事から再掲です。
善児、五藤太(農民)、その妻、そして範頼を瞬殺 24話変わらぬ人
24話では物語の最初から頼朝の異母弟=範頼に死亡フラグが立っていました。
番組後半、大姫が亡くなり時政、政子が悲しむ場面。
放送時間が残り少なくなってきたので、今週はもう範頼死なないのか?
※なお、範頼は、遠江国蒲御厨(現・静岡県浜松市)で生まれ育ったため蒲冠者(かばのかじゃ)、蒲殿(かばどの)と呼ばれていました。
そう思った次のシーン。
頼朝は「誰かがワシを、源氏を呪っておる」大姫が死んだのは誰かの呪詛(呪い)、
「思い当たるのは一人しかおらん。やはり生かしておくべきではなかったか」
「梶原平三(景時)を呼べ!」と叫びます。
善児は梶原景時に仕えているのですから、この瞬間、範頼殺害は決定です・・・
範頼とその日の収穫を喜ぶ話をする農民=五藤太とその妻
次の瞬間、静かに崩れ落ちる五藤太夫婦
そして…
それを見て一瞬立ち尽くす少女=トウ(高橋愛莉)
なぜか、善児はその少女には手をかけようとはしません。
画面をよく見ると少女は善児に向かって小刀のようなものを向けています。
目の前で(おそらく)両親を殺され、自らをも殺すかもしれない人に向かって刃を向ける…
その姿に善児は何を思い、助けることにしたのでしょうか。いずれその謎解きがされるのかもしれません。
これが、今後「善児が育てる孤児」ということになります。
(オープニングテロップにもトウと出ていました)
実は、鎌倉殿の13人の公式HP配役発表第7弾では
「トウ役 山本千尋」の紹介で「善児に育てられた孤児」と紹介されています。
山本千尋さんのコメントには
「静かな覚悟を抱きながらも志を受け継ぎ、鬱憤と恩愛の狭間で生きる彼女の運命に・・・」
とあります。
「志を受け継ぎ」というのは「善児の志」ということなのでしょうか?
ということは、善児もいずれ「志」を遂げることなく大河の舞台から姿を消し、
孤児トウが善児の志を受け継ぎ、それを遂げていくことになるのでしょうか。
主役陣の今後も気になりますが、善児とトウの今後にも目が離せません