知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

ガーシー議員に陳謝を求める決議 さすが参議院=さす参 と思う理由

ガーシー議員陳謝を求めるに決議 さすが参議院=さす参 と思う理由

 

2023/2/21参議院懲罰委員会で、ガーシー議員に議場で陳謝を求めることが全会一致で決められ、2/22参議院本会議で可決されました。

 

議員ガーシー君懲罰事犯の件について議院運営委員長石井準一君から発言を、本人代理浜田聡君から弁明を聴き、討論の後、議員ガーシー君に対し国会法第百二十二条第二号による公開議場における陳謝の懲罰を科すべきものと議決した。

参議院インターネット審議中継

 

懲罰委員会でガーシー議員の弁明をNHK党浜田議員に弁明させることを認め、

また理事懇談会で、関係者として浜田議員に尋問を行うことを合意し、浜田議員から応じかねるということで、尋問が行われないことにしたといういう経緯説明が鈴木委員長からなされ、討論となりました。

 

立憲民主党の田名部議員の討論では

国会法5条のあるように、議員は招集詔書に指定された期日に各議院集会しなければならないという国会法違反、および参議院規則一条に違反していること、応召義務違反、不許可渡航をしていることなどが述べられました。

日本国憲法43条にあるように、当選した以上は全国民の代表であり、一部の有権者との約束をもって国会法違反をすることが許されるわけではないとも述べました。

 

さらに、国会法の前身である議員法までさかのぼって、その規定ぶりにまで触れ、除名にあたりうると考えるものの、しかし議員の身分にかかわる重要な問題である以上、各会派が合意形成に向けて努力し、各会派が認識を共有した上で可能な限り参議院の総意として意思を示すことが重要であると述べるなど、慎重で丁寧な検討をしていることがうかがい知れました。

 

国会法の前身である「議員法」って、明治22年大日本帝国憲法と一緒に公布された法律。(調べちゃいましたよ)そこまでさかのぼっての議論。すごいとしか言いようがありません。

 

参議院議員に当選した後、一度も登院せず、未許可で海外にに滞在しているという前代未聞の案件。

 

前代未聞であるだけに1つ1つ丁寧に手続きを踏み、法律や前例を踏まえつつ丁寧に対処していこうという国会の、あるいは良識の府である参議院の姿勢、

さすが参議院=「さす参」 と呼べる一つの事例として記憶にとどめておきたいと思います。

 

自身では国会を見るのが好きで、様々な委員会とかも時間があればチェックしています。しかし国会クラスタの諸先輩方を差し置いて、「さす参!」と叫ぶのはおこがましいのですが、今回は声を大にして「さす参!」と言いたいと思います。

 

「さす参」とは?

「さす参」とは、国会を見るのが何よりも好きな人たち、いわゆる国会クラスタの諸師匠たちの一部が、「さすが参議院」を略して使う言葉。(だと理解しています)

 

以上、ガーシー議員陳謝を求める決議 さすが参議院=さす参 と思う理由でした。

 


なお、全く余談ですが、この「さす参」(さすが参議院)という言葉、

今流行りのCHATGPTに

「さす参」の意味、用例は?と聞いてみたところこんな答えが返ってきました。

 

 

いつか

「さす参」とは国会を見るのが何よりも好きな人たち、いわゆる国会クラスタの諸師匠たちの一部が、「さすが参議院」を略して使う言葉ってCHATGPTが返答してくれる時が来るでしょうか?