知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

青森高校12名の再募集でも定員に満たず 倍率0.95倍定員割れの衝撃 弘前高校1.12倍、八戸高校1.08倍

青森高校12名の再募集でも定員に満たず 倍率0.95倍定員割れの衝撃 弘前高校1.12倍、八戸高校1.08倍

※3/17追記

3/17合格発表があり青森高校には228名が合格(出願229名の内、1名番号が飛んでいましたが、不合格だったのかそれとも不受験だったのかは不明)

青森高校では12名の再募集と発表されました。

再募集は3/20(月)9時から16時に出願受付、

3/22(水)に再募集入学試験が行われ、3/23(木)13時に合格発表となります。

青森高校0.95倍定員割れ、青森東高校1.13倍、青森南高校普通科1.21倍、外国語0.93倍

令和5年度の青森県立高校入試の志願倍率が発表されています。

地域トップ高校の青森高校の志願倍率が0.95倍で定員割れという衝撃的な数字。

二番手の青森東高校1.13倍、青森南高校普通科1.21倍、外国語0.93倍となっています。

 

青森高校と言えば昨年度も東京大学5名、東北大学22名、早稲田大学18名、慶應大学6名など難関大学合格者を出している伝統校。

 

それが少子化の流れの中とは言え、ついに青森高校志願倍率0.95倍と定員割れというのは衝撃的でもあります。

 

3/22追記 

県教育委員会より再募集の応募者数、倍率が発表になっています。

注目の青森高校は再募集定員12名のところに11名出願、倍率は0.92倍でした。

再募集でも定員に満たなかったということですね。

 

3/23追記再募集の合格発表があり青森高校は出願者11名全員合格でした。

なお、他の高校の再募集を確認したところ、黒石看護、弘前工業高校で募集人数以下の出願でも不合格者がでているようです。

倍率が1倍を切っていても必ず全員が合格となるわけではないようです。

 

弘前高校1.12倍、弘前中央高校1.19倍、弘前南高校1.09倍

弘前地区では地域トップ高校の弘前高校1.12倍(昨年度1.30倍)弘前中央高校1.19倍(昨年度1.28倍)、今年度から1クラス定員減になったにもかかわらず弘前南高校は1.09倍。

今まで一定の人気があった黒石高校看護科はついに0.95倍と定員割れとなってしまいました。

弘前工業高校、弘前実業高校も倍率割れの学科があり、他の学科も一時期のような倍率にはなっていません。

 

八戸高校1.08倍、八戸北高校1.05倍、八戸東高校普通科1.20倍、表現0.80倍

三八地区でもトップ校の八戸高校で1.08倍、八戸東高校普通科1.20倍、表現0.80倍と低倍率でした。

 

もちろん、少子化で受験学年の生徒が減っていることが大きな原因ではあります。

加えて昨今は私立高校専願の生徒が増えてきていることも見逃せません。

 

高等学校等就学支援金(国)、私立高等学校等就学支援補助金(県)のおかげで、私立高校に無理なく子供を通わせることができるようになっていることも大きな要因です。

(ただし、かといって私立高校に通う生徒が増えているわけではなく、どこの私立高校も苦しい経営状態だとは推察されます。)

 

いずれ今まで以上に県立高校の統廃合、学級減の検討がされていく可能性もありそうです。

 

また、特に普通科の地域二番手高校、三番手高校の入試ボーダー得点も下がることが予想されます。

 

つまり中学校までの学習が十分ではない生徒も地域二番手高校、三番手高校に合格していくということです。

 

普通科高校なので、多くは大学受験を目指すことになるのでしょうが、高校に入って早い時期からしっかりと学習を重ねなければ大学受験で苦しい結果になってしまいます。

 

昨今は、総合型入試、学校推薦型入試、AO入試など、様々な入試形態で大学に進学する人の割合が増えています。

 

そういった様々な入試形態を考えると、一年生の最初の時からの学習から疎かにせず、評定平均(内申点)も意識していくことが大切です。

 

以上、青森高校倍率0.95倍定員割れの衝撃 弘前高校1.12倍、八戸高校1.08倍でした。

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