知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

共通テスト2025年度からどうなる?情報を加えて7教科21科目に

共通テスト2025年度からどうなる?どう変わる?情報を加えて7教科21科目に

NHKニュースで2025年度の共通テストが情報を加えて7教科21科目にするという検討案がまとまったということです。

 

2025年度入試ということは2020年10月現在の中学2年生からということになります。

 

大学入学共通テストの再編案 「情報」新設へ 2025年から | 教育 | NHKニュース

 

共通テスト2025年度からの7教科21科目とは?

今回検討案にある2025年度からの共通テストの7教科21科目というのはどんな分類になるのでしょう。以下表にしてみました。

  2021年度入試 2025年度入試案  
  6教科30科目 7教科21科目  
国語 国語 国語 変更なし
外国語 英語/独語/仏語/中国語/韓国語 英語/独語/仏語/中国語/韓国語 変更なし
理科 物理/化学/生物/理学 物理/化学/生物/理学

8科目

⇒5科目

物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 基礎の4つを1科目にまとめる
地歴公民 世界史AB/日本史AB/地理AB 地理総合、地理探求

10科目

⇒6科目

現代社会/倫理/政治経済/倫理・政治経済 歴史総合、日本史探求
  歴史総合、世界史探求
  公共、倫理
  公共、政治経済
  地理総合、歴史総合、公共
数学 数学Ⅰ 数学Ⅰ

6科目

⇒3科目

数学Ⅰ・A 数学Ⅰ・A
数学Ⅱ 数学Ⅱ、B、C
数学Ⅱ・B  
簿記会計  
情報関係基礎  
情報   情報? 新設1科目

 

・外国語、国語は変更なし。

 

・理科は現在の基礎のついた4科目を1つにまとめた科目があるようです(かつての総合理科みたいな感じでしょうか?)

 

数学は「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、A」「数学Ⅱ、B、C」の3科目で検討されているようです。

2022年からの数学の改定で学ぶ単元はどう変わるのか

2022年4月から高校の新学習指導要領が始まります。(これも現在の中学2年生からです)

 

以下2022年からの新指導要領の数学はどう変わるのか主な点を改めて整理してみます。

 

・数学Ⅰ⇒現行とほぼ変化なし(数Aの分数が有限小数、循環小数で表されるがⅠに)

・数学Ⅱ⇒現行とほぼ変化なし

・数学Ⅲ⇒「平面上の曲線と複素数平面」が数学Cへ移動

・数学A⇒「場合の数と確率」で「期待値」が復活(「数学と人間の活動」が「数学活用」から移行されたが、多くの高校ではあまり影響ないと思われる)

・数学B⇒「ベクトル」の削除。「統計的な推測」で「検定」を扱う。

・数学C⇒「ベクトル」が数学Ⅱから移行「平面上の曲線と複素数平面」が数学Ⅲから移行「数学的な表現の工夫」で離散グラフや行列を扱う

 

2025年度からの共通テストの数学3科目(「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、A」「数学Ⅱ、B、C」)の扱いがどうなるのかが気になります。

 

例えば現状多くの国公立大学が「数学Ⅰ、A」「数学Ⅱ、B」の2科目必須となっているように、上記の「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、A」「数学Ⅱ、B、C」から2科目選択となるのか、

それとも文系の大学などで数学1科目選択だけで構わなくなる可能性はあるのか、その辺が非常に気になります。(逆に数学2科目受験が必須に近ければ、文系の生徒にとっては負担が増えそうな気もします。)

 

また、新設される「情報」の扱いも気になります。まさか文系も含めて全員必修になるとは思えません。

 

ひょっとして、理科・数学・情報のうち合計4科目とかにする大学があったりするのでしょうか?この辺は、旧帝大クラスの大学がどういう試験科目になるかで大きく流れが変わる可能性もあると思います。

 

今後も議論の行方に注目していきたいと思います。

 

今後、議論が重ねられていくのでしょうが、「今年度中をめどに一定の結論」とのことですから、是非(政府が集めた委員だけのでなく)高校の現場、大学、教育関係者の声を幅広く集めて、結論を出してもらいたいと願っています。

 

なお、以下のハーバー・ビジネスの記事はさらに掘り下げてありますのでご参照ください。

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