【英検 同じ級を再受験する作戦?】CSEスコア高得点を取るために合格した英検の級を複数回受ける?
そもそも英検で合格した級を再受験することはできる?
はい、英検で合格した級を再受験しても構いません。
2021年度の場合、
従来型英検は1年間で3回受験のチャンスがあります。
第1回・・・5/30
第2回・・・10/10
第3回・・・1/23
英検S-CBTは
第1回・・・4月~7月
第2回・・・8月~11月
第3回・・・12月~3月
また、英検S-CBTは同一検定回で2回まで受験可能です。
例)第1回の4月と7月の2回受験
ということで、従来型の英検と英検S-CBTを組み合わせれば、1年間で(物理的には)合計9回まで受験可能です。
英検で合格した級を再受験するメリットは?
1回合格した英検の級を再受験する?
何か不思議な気がしますよね。
英検従来型にせよ英検S-CBTにせよ、受験をすると【合格/不合格】の他に【CSEスコア】が表示されます。
このCSEスコアというのが問題です。
同じ英検2級の合格でも2級A合格(2級Aとは英検CSE2150以上を指す。)が必要だったり、2級合格と2級A合格で換算得点が異なる入試形態もあったりします。
したがってギリギリ2級で合格した人は2級Aでの合格を目指して再受験する必要があったり、メリットがあったりすることもあります。
近畿大学の例⇒
併願制度|推薦入試(一般公募)|入試情報・学費|近畿大学入試情報サイト
また例えば、英検準1級を受験してギリギリ合格だとCSEスコアは2304点ということになります。
一方で、英検2級の満点は3000点ですから、理論的には英検2級で高得点を取れば英検準1級ギリギリ合格よりも高いCSEスコアを取ることができます。
更には、英検準2級でさえ、CSEスコア満点は2400点ですから、英検準1級合格と同等のCSEスコア2304点を取ることが理論的には可能です。
例えば立教大学の昨年度の入試の場合、CSEスコアが2300点以上で入試英語の得点が200点(100%)に換算されていました。(英検どの級に合格していたか、どの級のCSEスコアなのかは関係ありません。)
そこで、表題の
英検 同じ級を何回も受験する作戦=CSE高得点を取るために合格した英検の級を複数回受ける作戦のメリットがでてくるわけです。
立教大学志望者などで
英検準1級を受験して、CSEスコア2300点を取るよりは、
英検2級を何度も受験して(試験慣れをして高得点を取り)CSEスコア2300点を目指す方が可能性があるんじゃないのか?という考え方です。
実際英検2級の問題と英検準1級の問題では特に覚えなくてはならない語彙の点で大分差があります。
こういったある意味邪道な?英検の複数回受験の作戦のメリットがまことしやかにささやかれだしています。
本当に 英検で同じ級を何回も受験する作戦で、上の級の合格と同程度のCSEスコア高得点を必ずとれるかどうかは分かりません。しかし少なくても高得点を取れるチャンスは広がります。
英検の受験料も高くなっていますから、本当に大学受験はどれだけお金をかけられるかの課金ゲームの様相も呈してきています。
学校推薦型や総合選抜型入試で、英検等を取得した人を有利に扱うこと自体は否定はしません。しかし年間受験の回数等何らかの制限を考えなければ、【英検 同じ級を再受験する作戦?】などというものが出てきてしまいます。
以上、【英検 同じ級を再受験する作戦?】CSEスコア高得点を取るために合格した英検の級を複数回受ける?でした。
なお、2021年度第2回検定に関しては、英検S-CBTを
『第2回検定(8月~11月実施)の期間中に同じ級を最大5回まで受験可能』というキャンペーンをしています。
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/info/2021/pdf/20210629_info_scbt.pdf