知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

東北大学への軌跡 ~おすすめ参考書・勉強の仕方・工学部第二志望学科をどうするか・私立併願校・合格最低点は?~

東北大学工学部に子供が現役合格したので、工学部第二志望学科や合格最低点、おすすめ参考書等、親としての備忘のためと、来年以降の東北大学受験生・親御さんの参考になればと記録しておくことにしました。

長かったようで短かった受験生の親も、最高の結末で卒業することになりました。その間、親として体験したこと・思ったこと・調べて知ったことなどもたくさんありました。ネット上の情報に励まされたり、助けらたりしたことが、自分にもあったし、子供にもあったようなので、逆の立場として、記録に残しておきたいと思います。

 


目次

 


東北大学への軌跡 小さい時から高校受験までの勉強方法 ~必要なのは本人の向上心と努力~

正直、わが子は「天才肌」というタイプではありません。小さい時、文字を読み書きできるようになったのが、上の子供よりもまる1年は遅かった感じでした。

小学校からのエスカレーター入学で附属の中学校に進学した時も、予想通り?、外部試験入学者に埋もれて、最初の頃の定期試験は「後ろにあと何人いるんだろう?」という状態でした。それでも、周りの生徒の半分は地域のトップ高校を受験するという環境の中、本人は「トップ高校合格」の旗を降ろすことはありませんでした。

 

今でも思い出すのは、定期試験の結果を見ながら、「頑張れ!」とだけ声を掛けると、「頑張らないという選択肢は自分にあるの? ないでしょ!」とだけ答えたことです。親と、上の子が世間一般に言う高学歴のため、きっと無言の圧力のようなものを感じていたのでしょう。そう思うとかわいそうな気もします。部活動が終わる前後からは、コツコツと勉強を重ねるようになり、どうにか学年で半分以上にはなるようになりました。本人が「他の人よりできるようになるまでに時間がかかるから、自分は人よりも多く努力するしかない」と言ってたように、その通り努力は重ねていたと思います。

 

それでも受験校を最終決定する頃はギリギリの感じもあったので、「いいんだよ、トップ高校でずっと下の方にいるよりも、二番手・三番手の高校で頑張れば地元の国立大学にだって入っていけるんだし」と声を掛けると「それで終わりたくない!」との答え。そして自分の思った通りの高校受験をし、結果なんとか合格を勝ち取ったのでした。本人のもっと上を目指したいという向上心とそれに見合った努力、それが地域トップ高校合格へとつながったのでしょう。

東北大学への軌跡 高校1・2年時の勉強方法 ~志望校の早めの決定とその研究、そして英数国の基礎固め・親ができるのは見守る事だけ~

 

無事高校に合格したものの、やはり地域トップ校。最初の定期試験は下から1/3くらいの順位でした。毎年東北大学には数十人単位で合格していく高校とはいえ、下から1/3だとうまくいって地元の国立大学が現状。高校1年次に高校主催で東北大学見学会に参加したのがひとつの転機だったかも知れません。「どうだった?」の問いには「ああ、結構、凄かった」とだけ答え、それ以降、志望校は東北大学工学部からぶれることはありませんでした。(高2の終わりに、一瞬「東大目指すかな」と言い出しましたが、一週間で「俺ちょっと血迷ってたと撤回しました。

 

そこからは、ネットを検索したり先輩方からいろいろ聞いたりして、「現役で東北大学に合格していくためには、いつの時期に何をやればいいのか」という情報を仕入れ、まずそれをやってみてそして「自分に合ったやり方・参考書と合わないものを取捨選択」していたようです。

 

そこからが本人の偉かったところ。運動系の部活動もあったけれども、勉強に集中すると決めた日は休日でも朝早くから学校や地域の施設にこもりきりで、後で聞いたら「2年の時も、部活の無い休日は14時間勉強してた」とのこと。当時は「大丈夫か。朝早くから遅くまで出かけてて、適当にほっつき歩いてるんじゃないか?」と思ってましたが、もの凄い努力はしていたようです。自分の目標を早く見据え、目標となる入試を知り、それを実現するために何をすべきか自分で考え、実践していく。それが良かったのではないかと思います。また、基本的には高校の指導もあり、1~2年次は「英・数・国」の基礎固めに時間をかけ、2年後半からは物理・化学にかける時間を増やしていったようです。

 

その間、親ができたことは、毎日弁当を持たせること、本人が欲しいといった参考書・問題集をアマゾンで買ってやることくらいで、少しずつ順位は上がって、学年平均より、やや上くらいまできましたが、成績の事は何も言わず、ただただ見守る事だけでした。

 東北大学への軌跡 高校3年時、センター試験までの勉強方法 ~11月一杯までは二次対策。センター対策は12月に入ってから~

高3になり、部活動も引退すると、それまで以上に勉強に集中していたようです。本人が朝型なのか、夜は10時には寝ていましたが、朝3時とか4時に起床。勉強してから、6時前後には自宅をでて、学校開門と同時位に教室に入り、朝のHRまで勉強していたようです。こっちが油断すると、起きた時にはもう登校しちゃってた、ということもありました。

 

センター形式のマーク模試推移

8月全統マーク・・・約560/900点(62%)

10月全統マーク・・・約600/900点(67%)

センタープレ・・・約650/900点(72%)

 

順調に伸びていたとはいえ、目標点には全然足りていない状況の中、それでも「二次対策」に時間をかけ、11月末くらいまでは東北大学の過去問(特に理数)や二次レベルの問題集・参考書に取り組んでいたようです。

途中、途中の記述模試でも判定はパッとしませんでしたが、「今回の目標は数学の確率で点数取れるようにすることだったから、それは出来たのは成果。微積はまだこれから本格的にやっつけるから、今回はできなかったのはしょうがない。でも次はできるようになってるはず」と、冷静に自分を分析し、自分の計画通りに勉強は進めていたようです。

夏の東北大冠模試等は散々だったものの、最後の駿台の東北大OPでは、物理は受験者の上位10%程度に食い込み、化学も上位1/5と健闘、しかし、英語・数学は受験者平均を割り込み、結局総合で「機械知能学科はD、◯◯学科はC判定だったものの、あと2点でB判定」というところまでは持ち込みました。本人いわく、「自分の作戦では物理・化学で稼いで、数学・英語はそこそこで、って思って、3年に入ってから物理・化学に時間かけてきたけど、ちょっと失敗だったかも。これから数学、間に合うかどうか分からないけど、とにかくやるしかない」ってその頃、言ってたような気がします。(後にこれが功を奏すことになるのですが・・・)

 

いずれにしても、やはり二次試験が勝負の東北大学入試。12月初旬まで二次・記述対策に時間をかけたのが勝因の一つだったことは間違いありません。

 

東北大学への軌跡 ~東北大学志望のわが子が使ってたおすすめ参考書と勉強法~

参考までにわが子が使って、おすすめの参考書と勉強法

【東北大学数学おすすめ参考書】

基本は「青チャート」を1年からやってたそうです。(でもFocus Gold 4th Edition 数学I+Aでも問題ないそうです)

ただし、使い方としては基本例題の解法を暗記するまで繰り返し、章末問題はやっていなかったそうです。

あと、 ハッとめざめる確率 も良かったそうです。あとは、ひたすら学校で与えられた二次過去問や冠模試過去問(東大レベルや東北大後期レベルも含む)をやったそうですが、余りに難しいものは適宜割愛する勇気も必要だと言っていました。

あとは、 東北大の理系数学15カ年[第7版] (難関校過去問シリーズ)をこなしていったようです。 

   

 

 【東北大学英語おすすめ参考書】

学校の予習復習に加えて、読解はポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式が、英作文対策ではドラゴン・イングリッシュ基本英文100がおすすめだと言ってました。

 

あとは、自分で過去問の英作文をできるだけ先生に添削してもらうようにしていたようです。 

   

 

【東北化学おすすめ参考書】

化学のおすすめとしてはDoシリーズ「理論・有機・無機の講義」だそうです。あとは、「受験コーチわたなべ」にお世話になったそうです(笑)

 

           

【東北大学物理おすすめ参考書】

物理のおすすめとしては、物理[物理基礎・物理] 標準問題精講 五訂版 だそうです。 

あとはやはり過去問は早い段階から手元に置いておく方がいいと思います。

東北大青本 / 東北大赤本

東北大学~併願私立大学とAOⅢ期の出願をどうするか~

あと、AOをどうするかという選択では、親が勝手に「1、2年の評定平均が悪かったから、出願できないんじゃない」と思ってました。しかし、後で本人に聞いたら、担任の先生からは、東北大学AOⅢ期は出さないの?って言われてたようなので、評定はギリギリ足りてたみたいです。ただ、本人が、「しゃべるの得意じゃないし、その準備に時間かけたくない」という思いで「東北大学AOⅢ期は出さない」と決めたようです。これも結局、他の人の話を総合すると、工学部のAOⅢ期は、だいたいセンター85%に近いところで合否が分かれていたようなので、結果わが子は出しててもダメだったと思います。「AOⅢ期は出願しない」という最初からの判断は、迷わず勉強続けられたという意味で、正しかったのだと思います。

 

(親が勝手に)迷ったのが併願の私立大学をどうするかでした。上の子は、3/10発表の第一志望校に敗れ、結果併願の早慶の一角に滑り込んでいます。上の子は、とても楽しく大学生活やっているのは本人も知ってました。同時に、自分の今の力では早慶レベルに受験で入るのは厳しいとも思っていたのでしょう。また、器用でないので、東北大学の二次対策をしながら私立大学の対策をするのは自分ではできないと思ったようで、結論は「私立一般受験は出さない」でした。

 

また、センター試験参加型(個別試験無し)だと、東京理科大学が、学科にもよりますが得点率78~82%くらいで合格できそうと分かったので、

「東京理科大学出願しとけば? 1個合格しとけば気持ちも楽になるし・・・」と12月中旬頃に持ちかけてみました。

「それって、受験するデメリットは? 」と言うので

「いや、ないと思うよ。受験料かかるだけで、別に受けに行かないんだし・・・それに、東北大学合格するつもりなら、最低センターでそのくらいは取るつもりなんでしょう?」

「ちょっと考える・・・」

でも数日後に本人が出した結論は、

「いいや、東京理科大学は出さない!」でした。

 

どうしても東北大学以外は行きたくないってことだったんでしょう。これで、後がない状態を自ら作り出してセンター試験を迎えることになったのでした。この時点で、ダメならこりゃ浪人するつもりなんだな、と夫婦で話した気がします。最終的に東北大学工学部に前期合格したからよいものの、今となって思えば、東京理科大学のセンター方式は無理矢理でも出願させておけば、本人にとっても親にとっても、ものすごく精神安定上は良かっただろうに・・・というのが反省です。

 

 東北大学への軌跡 ~センター試験が終わって~

センター試験初日が終わって帰宅した時は、妻に「明日相当頑張らないといけない」とだけ言い残して部屋にこもったそうです。後で聞いたら、リスニングが難しいと感じたのと、英語も「宇宙人タコ」の問題が、読み取れずまるで手応えがなかったようです。

二日目が終わった後、i-padで解答速報のページを見せてやると、自分の部屋にこもって自己採点開始。

 

それをリビングで待つ時間の長かったこと・・・

 

ようやく下に降りてきた本人の顔には、ややホッとした顔。「何とか数学も踏ん張ってた。リスニングも36/50で、どうにか予想よりは踏ん張ってた。ギリギリ80%超えた」

それを聞いて「本当?80%!良かった~」と喜ぶ妻に(まあ、今までの最高点数だったし・・・)本人はあくまで冷静に

「ようやくどうにかスタートラインにはギリギリ立てたかどうかだし・・・」

 東北大学への軌跡 ~工学部第二志望学科・第三志望学科と後期併願大学~

その週の半ばには、センター試験の平均点予想も各社でそろい、当初は昨年度より理系は、河合塾で▼1点、ベネッセで▼3点だったものがそれぞれプラス1点、プラス2点に修正。まあ、誤差の範囲・・・。

 

この時点で我が家には東北大学、北海道大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学の願書は手配済み。

 

一応本人には、東北大工学部だとボーダーかボーダーの上下数点の位置。今回も本人には河合塾のバンザイシステムを見せながら

「センター80%で東北大工学部だとギリギリだよ。例えば北大の総合理系に出願すれば、それよりは少しだけ有利な判定で受験できる。ここまで頑張ったんだから、現役で北大合格をしっかり勝ち取るって選択だってあると思うよ」と持ちかけた。(まあ、上の子供の時も首を縦には振らなかったから、前期は突っぱねて東北大学工学部だろうなあっていいうのは想定済み)

 

問題は工学部の志望順位。第一志望学科から第三志望学科までどう選択して出願するかだ。本人の当初の希望は「機械知能学科:◯◯学科が7:3か6:4」の気持ち。機械知能に興味があるが◯◯も興味が無いわけではない・・・ってところでした。(なお、〇〇と表記していますが、それが実際の合格学科なので、身バレしないように〇〇学科としてあります。)

 

河合塾のデータでは東北大学工学部それぞれの学科のボーダーのセンター得点率は

機械知能・・・369/450(82%)

電気情報物理・・・365/450(81%)

化学バイオ・・・365/450(81%)

材料科学総合・・・360/450(80%)

建築社会環境・・・358/450(79%)

 

我が家の子供には、河合塾のバンザイシステムや手に入れた昨年度資料を元に(自分の仕事の関係で、バンザイシステムの数値をどう見るかは、多少知っているつもりだったので・・・)いろいろ話をしました。

 

①知能機械だと、定員159人で、現在の位置は200番超えた位。昨年度の同じ位置だと合格者6名に対し不合格者12名。逆転は可能だけれども、厳しい戦いであることは確か。

②〇〇学科だと定員79名に対して、自分の現在の位置は、68番~89番の間。

 

子供の出した結論は、ややボーダーの高いと思われる機会知能航空と電気情報物理を外して、〇〇学科を第一志望にして、79名定員の学科を第三志望まで書く事でした。ここまできたら、工学部にどうしても受かってやろうという気持ちになったのでしょう。

 

そして、後期出願校は、センター試験の結果だけで合否が決まる大学の工学部。今となっては、仮に後期合格となった場合にそこに行くつもりだったかどうかは分かりません。(子供も出願の時に、その時になってみないと行くことになるかどうか分からないと言ってましたし・・・)

 

東北大学工学部、第一志望学科、第二志望学科、第三志望学科・・・どうやって合否を決めるか

上記の補足となりますが、東北大学工学部では、出願時に第一志望から第三志望まで学科を記入することになります。最初は分からなかったのですが、合否の決め方のイメージは、こんな感じの様です。

①工学部受験者全員を、センター点数+二次点数の合計得点順に並べる

②点数の高い順に、順次第一志望学科で合格としていく。

③仮に第一志望学科の定員からはみ出た場合、第二志望学科でまだ定員が埋まってなければ第二志望学科合格。それも埋まっていれば第三志望学科。自分の書いた志望学科が全て埋まっていれば不合格・・・

 

したがって、まずは、自分の行きたい学科を第一志望学科に書くとして、どうしても合格の可能性を高めたければ、最近だと一番人気薄の建築社会環境学科を第二、第三に絡めるのが良いのかも知れません。もちろん、自分の行きたくない学科を無理に書くこともないと思いますが、我が家の場合は、「受かる可能性を少しでも高く」という子供の気持ちを優先して、建築社会環境学科も志望学科に絡めました。

 

ちなみに、我が家の子供の話だと、今年(2018年度入試)では「キチ・ジョウブツ落ち、カバイ」=「機械知能・航空工学科、電気情報物理工学科が第一志望で、それには届かなくて化学・バイオ工学科で合格」という人が、結構いるようです。

 

東北大学合格最低点~「合格者平均点」は公表していますが、「合格最低点」はどのくらい?~

東北大学は、「合格者平均点」は公表していますが、「合格最低点」は公表していません。もちろん、受験する側としては、「合格者平均点」位は取ることを目標にして勉強すればよいのでしょうが、本人もそして親もその辺は非常に気になる点でした。以下の資料は大変参考になった、というか最後まであきらめないで合否を待とうという気持ちを持たせてくれました。

 

※2017入試資料 東北大学合格者二次最低点(公表)と東北大学二次最低点(推定)

学部 大学公表 高校配布資料より

二次

配点

合格者

二次平均点

推定二次最低点 推定最低総合点 推定最低総合点%
文学部 1000 567.36 約520 約1000 約63%
教育学部 800 426.79 約380 約760 約61%
法学部 900 497.9 約450 約835 約62%
経済学部 600 316.76 約295 約790 約66%
理学部 800 431.08 約395 約760 約61%
医-医 950 669.41 約635 約840 約70%
歯学部 600 290.15 約295 約625 約60%
薬学部 1100 616.63 約545 約945 約61%
工学部 800 454.13 約410 約780 約62%
農学部 900 479.05 約445 約800 約60%

 あと、これはツイッターで拾った情報ですが、理学部合格の方が自分の開示得点をアップしてくれていて、それを計算してみた表が以下になります。このツイッターの人の点数が何年度のものか分かりませんが、昨年度理学部合格者平均点が431点ですから、意外と下まで拾われているものですね。発表までの間、このツイートに随分心を支えられました。

  100点満点 二次配点に換算
数学 38 114
英語 52 104
物理 58 87
化学 56 84
合計 204 389

 東北大学二次試験の開示得点2018年度入試(追記) 

二次試験の開示得点が来たので、参考までに・・・(全て「約」とついているのは、身バレ防止のためなのでご了承ください。)

  100点換算 二次配点換算 得点率
数学 約35/100 約110/300 約35%
英語 約55/100 約110/200 約55%
物理 約75/100 約110/150 約75%
化学 約70/100 約105/150 約70%
  約435/800 約54%

 

センター得点は 約360点/450点(得点率約80%)だったので、センターと二次試験合計得点は約795点でした。これで、第一志望の工学部79人定員の学科でギリギリ合格の70番台でしたから、おそらくその近辺が合格最低点に大分近い点数だったのだと思います。(冷や汗)

 

やはり、数学は得点率35%と点数取れてませんでしたが、逆に言うとそれでも合格の可能性があるってことですね。

 

なお、ツイッター上で、東北大学工学部電気電子情報受験の方が、総合点数768.30点でA判定不合格(合格最低点まで20点未満)との情報があるようなので、電気電子情報の合格最低点は一番高くても788.30未満だったことが分かります。

※東北大学二次試験の情報開示をすると、それぞれの教科の得点(100点換算)とセンター点数との合計点数の他に、当該学部学科の合格最低点からどれだけ離れていたかをA(~20点未満)B(20~40点未満)C(40~60点未満)D(60~80点未満)E(80~100点未満)F(100点以上)というように通知してくれます。

 

また、2018年度東北大学経済学部受験生で、センター約500点/600点、二次試験約280点半ば/600点⇒合計約780点/1200点で、合格者最低点より20点~40点のB判定だったという情報もあるので、経済学部は800点~820点/1200点が合格最低点だったものと思われます。昨年度の東北大学経済学部の合格最低点は約790点/1200点という情報もありますから、文系は昨年より少し厳しかったのですかね。

そして歓喜の3/9東北大学合格発表 わが子は東北大学にどうして合格できたんだろう? ~目標を決め努力をすることと最後は「運」~

わが子は、早い時期から「センター試験、二次試験でそれぞれの教科を何点取るか」をマジックで大きく書いて部屋に張っていました。また、自分を鼓舞するような言葉もたくさん部屋に貼ってありました。(というかまだ貼ってますが・・・)そして、その点数を取るために自分にかけているものは何か、どうすればその点数を取ることができるかを考えていたようです。

 

最終的に、わが子は、「得意な理科できちんと得点し、比較的苦手な数学はそこそこまでの点数を稼ぎ、総合点数で合格する」という作戦でした。わが子より数学が得意で、それを得点源にしようと思っていた人もいるようですが、結果的にそういう生徒にとっては「数学が難化で得意な人も点数が伸びなかっただろう」今年の入試は有利にならなかったし、わが子のように数学が比較的得意でない生徒にとっては、差を相手に付けられることが無かったという点でラッキーだったのかも知れません。そういう「運」もわが子には味方したのだと思います。

東北大学合格後の部屋探し

あと、我が家の場合は、センター試験がボーダーギリギリ&いくら今年は理系数学が難化予想とはいえ、子供の「数学は6問中、せいぜい1問完答したかどうか・・・それも証明になっているものかどうか自信ない」という手応えに、どうしても事前にアパート探しをする気持ちになれず、3/9(金)の合格発表の翌日大学生協まで部屋探しにでかけました。生協に事前予約入れた人と、我が家のように飛び込みで行った人では待ち時間が全く違ったようなので、生協の事前予約はしてからの方が絶対良いです。しかも、3/10の段階ではそもそもアパートの選択の余地はほとんどなく、アパート相場が4.5万から7.5万のほぼ上限に近い物件しか見つけることができませんでした。やはり、キャンセル覚悟でアパートは探しておくべきだったと反省しています。

 

東北大学工学部に子供が現役合格したので、高校入学からセンター試験・二次試験・合格発表・旅立ちまでの間、親として体験したこと・思ったことを書いたこのブログが、来年以降の受験生・親御さんの参考に少しでもなり、いつか感激の合格・入学式を迎えられることを願っております。

 

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