知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

【情報Ⅰの配点は?】2025年度共通テスト 大学・学部学科によってバラバラなので注意 神戸大は配点5点~50点までバラバラ

【情報Ⅰの配点は?】2025年度共通テスト 大学・学部学科によってバラバラなので注意

2023年4月現在の高校2年生が受けることになる共通テスト情報Ⅰ。

※現在の高校3年生で浪人した場合は「情報」という別問題も用意されます。

 

現在までの発表では、国立大学の97%が情報Ⅰ受験必須となっています。

公立大学でも46%が受験必須、37%が他教科との選択、利用しないは17%。

 

2025年度入試の情報Ⅰの配点、配点比率を調べてみたら、大学、学部、学科であまりにもバラバラでびっくりします。

 

神戸大学情報Ⅰの配点は?2025年度入試共通テスト

例えば、神戸大学2025年度入試での情報Ⅰの配点と共通テスト配点に占める割合は以下のようになっています。

いずれも前期   共通テスト配点合計 情報Ⅰの配点 割合
文学部 人文 450 20 4%
国際人間科学部 グローバル文化 400 45 11%
  発達コミュニティ 425 25 6%
  環境共生 500 25 5%
  子供教育 425 25 6%
法学部 法律 475 50 11%
経済学部 経済 450 50 11%
経営学部 経営 400 25 6%
理学部 数学 360 10 3%
  物理 430 5 1%
  化学 425 10 2%
  生物 450 25 6%
  惑星 450 25 6%
医学部 医学 380 20 5%
  保健看護 470 20 4%
  保健検査技術 470 20 4%
  保健理学療法 470 20 4%
  保健作業療法 470 20 4%
工学部 建築 450 50 11%
  市民工学 350 50 14%
  電気電子工 350 50 14%
  機械工学 350 50 14%
  応用化学 350 50 14%
  情報知能工 300 50 17%
農学部   450 50 11%
海洋政策科学部   550 50 9%

https://www.office.kobe-u.ac.jp/stdnt-examinavi/wp-content/uploads/2023/04/change_r7.pdf

※上記の表は、ブログ主が神戸大学の発表を転記したものなので、誤りがあるといけないので必ず公式サイトを確認ください。

 

ご覧のように、学部学科によって情報Ⅰの配点がバラバラで、

理学部物理学科の約1%から工学部情報知能工の約17%まで情報Ⅰの共通テスト配点全体に占める割合が異なります。

 

nextage-aomori.com

 

各大学共通テスト情報Ⅰ2025年度入試の配点割合は?

情報Ⅰの配点が共通テスト配点に占める割合

 

・10%未満(配点比率低め)

旭川医大、札幌医科大(医)、宮城教育大、秋田大(医)、横浜市立大、新潟大(法、経済、医など)、愛知教育大、名古屋大、名古屋工業大、三重大、岡山大、九州工業大、佐賀大など

 

・10%

札幌医科大(保健医療)、宮城大、秋田大(医-保健)、会津大、東京医科歯科大(医)、東京工業大、新潟大(人文、農、保健など)、京都府立医科大(医-医)、広島大(経済、理、医など)宮崎大(工、農、医-医)など

 

・10%超(配点比率高め)

秋田大(理工など)、東京海洋大(海洋工-海事システム工)、東京学芸大(教育-情報教育、中等-情報など)、長岡技術科学大、新潟大(工、創生など)など

 

※北海道大学、徳島大学、香川大学は、情報Ⅰの受験は必須ですが、得点化しません。

 

以上のように、2025年度入試共通テスト情報Ⅰの配点・配点割合は大学、学部、学科によってバラバラです。

 

自分の志望している大学、学部、学科の情報Ⅰの配点がどのようになっているか一度早めに確認しておくといいですね。

 

進路指導をする立場からすると、共通テスト後に情報Ⅰの得点によっては志望大学、学部、学科の変更を検討しなくてはいけないケースが出るかと思うと今からちょっとゾッとします。

 

以上、【情報Ⅰの配点は?】2025年度共通テスト 大学・学部学科によってバラバラなので注意 神戸大は配点5点~50点までバラバラでした。