知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

2020年大学入試 新テスト「大学入学共通テスト」の英語 ~現行のマーク式の試験も4年間は併用に~

2020年大学入試 新テスト「大学入学共通テスト」の英語

文部科学省は、大学入試センター試験に代えて2020年度に始める新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の英語について、民間検定試験の活用に加え、23年度までの4年間は現行のマークシート式の試験を継続する方針を固めた。各大学はどちらか一方、または両方を活用できるようになる。

現行のマーク式の試験(現在のセンター試験の英語)も4年間は併用に

移行期間の4年間は、各大学が、民間試験とマークシート式のどちらか一方を採用するか、両方を活用するかを決める。受験生にとっては、志望する大学が両方を活用した場合、有利な方で受験できることになる。しかし、受験を考えている複数の大学が、それぞれ異なる片方の試験を採用すれば、両方の対策をしなければならなくなる。その結果、センター試験の時より受験生の負担が増すこともあり得る。

両方の試験を併用すると、出願から試験当日まで手続きが2通りになるため、大学の事務作業が増え、受験生にとっても志望校を絞り込むうえで混乱が生じる恐れがある。

(以上は2017年6月19日に報道された毎日新聞の記事の抜粋)

 

増えた問題点 &解消されていない問題点

このブログでは、以前の投稿で、「大学入学共通テストの問題点」を考えてきました。

「高校1年・2年生で英検2級または準2級に合格した人の扱いの問題」「英検の高校等の会場での試験の厳密性の問題」「記述式の採点の厳密性と大量に必要となる採点スタッフに受験生利害関係者が混在する危険性の問題」「高校3年の部活動と英検等の受験日程の問題」などについては、今回の報道でもいまだ解消されていないように思います。

さらに、今回の「現行方式と民間試験のどちらを採用するか(あるいは両方採用するか)は、各大学に任されることになる」ということで、最終的に大学入学共通テストを受けた後に、受験校を決定する可能性がある生徒にとっては、結局「英検等の外部試験」と「新方式の大学入学共通テスト」の両方の対策をせざるを得なくなってしまい、やはり受験生の負担は増すことになると思います。

また、高校の現場でも入学時から「英語の外部試験を意識した授業」を重視せざるを得なくなります。大分先のことかと考えているかもしれませんが、「新制度での大学受験をするのは現在の中3生」。ということは、来年の高校1年生の少なくても英語の授業体制はもうすでに準備して動き出さなければ、間に合いません。本当に時間的な余裕がないと感じているのが高校の現場なのではないでしょうか。

文部科学省も報道各社もそういった現場の声を拾い、問題点を少しでも早く解消していってくれることを強く望みます。

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kasikoi.hatenablog.com

 

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