弘前大学医学部に心理支援科学科・受験科目は~公認心理師の養成をめざす~
2020年4月から弘前大学医学部に心理支援科学科を新設するとのことです。
医学及び保険医療分野の知識や臨床実習などの経験を生かして、地域の心理支援のリーダーを育成することを目標とするそうです。
卒業後の進路しては
・医療機関、教育機関(スクールカウンセラー等)、司法・矯正機関、福祉機関、行政機関等で心理支援職に就くことを想定。
・公認心理士の国家資格を目指すため、心理系の大学院進学も進路として想定
入学定員は10名とのことなので、高倍率になる可能性もありそうですね。
詳しくは
https://www.hirosaki-u.ac.jp/wordpress2014/wp-content/uploads/2019/03/20190327_kishakaiken.pdf
なお、弘前大学は以前、教育学部に心理学科というのがあった時代があります。
今回は医学部の中に設置されるとのことです。
全国的には、心理系の学部学科は人文学部や教育学部の中にあることも多いのですが、医学部の中に設置というのは、あまり多くないような気がします。
正式な発表を待たなければいけませんが、センター試験が理系のパターン(基礎のつかない理科が必須)となったり、二次試験で理科が必要になる可能性も考えられます。
文系パターンで受験できるように発表されれば、文系の生徒も受験ができて、問題ないのですが、その辺は今後の弘前大学の発表待ちとなりますから、早めに大学資料取り寄せの準備をした方が良いかもしれません。
弘前大学医学部に心理支援科学科・受験科目は?(2019/6/14追記)
弘前大学医学部心理支援学科の受験科目はどうなるのかと注目していましたが、弘前大学のHPに掲載されていたので追記します。
詳しくは⇒
http://www.hirosaki-u.ac.jp/~nyu/01_gakubu/01-3shiryo/h32_yokoku_henkou.pdf
弘前大学医学部心理支援学科(定員前期10名でAO入試は無し)
センター試験:国語・外国語は必須
地歴・公民から1又は2
数学Ⅰ、数学ⅠAと数学Ⅱ、数学ⅡBから1又は2
理科は基礎科目は、基礎を付さない科目から1~3
以上から5又は6
(理系パターンでも文系パターンでも受験できるということですね)
二次試験:英語必須+数学(ⅠA・ⅡB)または国語
「調査書」及び「志望理由書」をAからDの4段階評価(10点~40点)
公認心理士とは?
公認心理師となる資格を有する者が,所定の事項について登録を受けることにより(公認心理士法第28条),公認心理師となることができます。
公認心理師は,公認心理師の名称を用いて,保健医療,福祉,教育その他の分野において,心理学に関する専門的知識及び技術をもって,
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し,その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し,その心理に関する相談に応じ,助言,指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し,その相談に応じ,助言,指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。
を業とする者(公認心理士法第2条)とされています。
日本心理学会では「認定心理士」という資格を認定しています。
認定心理士は,四年制大学で心理学に関する標準的な基礎知識と基礎技術を修得していることを認定する資格です。
一方で「公認心理師」は、国家資格で、特例措置などもあるようですが、
基本的には大学院で必要な科目を履修することが必要なようです。
詳しくは下記が参考になりそうです。
以上、弘前大学医学部に心理支援科学科・受験科目は?~公認心理師の養成をめざす~でした。
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