知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

【使役動詞・知覚動詞】使い方まとめ~ make / have / let /get / see + 目的語 + 原形不定詞・~ing ・過去分詞

【INDEX】

 

【使役動詞・知覚動詞】使い方まとめ~ make / have / let /get / see  + 目的語 + 原形・~ing ・過去分詞

高校生になって、ちゃんと理解していないとごちゃごちゃになってしまう人が多いのが使役動詞・知覚動詞の使い方。

 

教科書などで

V+O+原形不定詞 の形で使うものとして make / have / let / 知覚動詞 / help

などと学んで、しばらくすると

 

V+O+現在分詞/過去分詞 を学び、

 

さらに、そこに get を「使役動詞」とか「使役の意味の動詞」と説明するものもあったりして混乱するのもある意味当然かもしれません。

 

整理の意味でまとめておきたいと思います。

 

使役動詞 make の用法

make + 目的語 + 動詞の原形(原形不定詞)

目的語に(無理やり)原形させる

His father made him go there.

彼の父は彼に(無理やり)そこに行かせた。

 

【受動態】He was made to go there by his father.

受動態にすると、 be + made + to + 原形 となる  

 

make + 目的語 + 過去分詞

目的語が~された状態にする

I couldn’t make myself understood in English.

英語が通じなかった

I couldn’t make myself heard.

声が届かなかった

 

使役動詞 let の用法

let + 目的語 + 過去分詞

目的語に(許して)原形させる

His father let him go abroad.

彼の父は彼に外国に行かせてくれた。

【受動態なし】

 

※(参考)命令文の受動態は let + 目的語 + be + 過去分詞

Don’t forget this lesson. この教訓を忘れるな。

⇒受動態  Don’t let this lesson be forgotten.

 

使役動詞 have の用法

have + 目的語 + 動詞の原形(原形不定詞)

目的語に(やってもらって当然のことを)原形させる

He had his secretary wait in the car.

彼は秘書を車の中で待たせておいた。

【受動態なし】

have + 目的語 + 動詞のing(現在分詞)

目的語に~させておく

I won’t have you saying such a thing.

君にそんなことを言わせてはおかない。

have + 目的語 + 過去分詞

自分に有利な時⇒~してもらう

I had my car repaired.

車を修理してもらった。

自分に不利(被害)⇒~された

I had my purse stolen.

財布を盗まれた。

 

使役の意味を持つ  get の用法 

難しいのが get の扱いです。

参考書によっては、使役動詞は make / have / let の3つを紹介しているものもあったり、get を「使役動詞」あるいは「使役の意味の動詞」と紹介しているものもあります

 

私は 「使役動詞」としては「 make / have / let 」の3つと理解するのが混乱がなくて良いように思います。

 

なぜなら 「使役動詞 make / have / let 」は後ろに目的語 + 動詞の原形(原形不定詞)という形をとるのに対し、get は目的語+ 動詞の原形(原形不定詞)とはならないからです。

 

基本的には

have + 目的語 + 過去分詞

   ≒ get + 目的語 + 過去分詞

 

have + 目的語 + 原形
 ≒get + 目的語 + to + 動詞の原形(不定詞)

 

このように理解しておけばよいと思います。

 

なお、get + 目的語 + ~ing は

目的語を~している状態にする

He got the engine running.

彼はエンジンを動かした。

 

知覚動詞( see / hear / feel など)の用法

知覚動詞( see / hear / feel など) + 目的語 + 動詞の原形(原形不定詞)

目的語が原形するのを

(最初から最後まで)見たり、聞いたり、感じたり

I saw him enter the room.

私は彼が部屋に入るのを見た。

 

【受動態】He was seen to enter the room.

 受動態にすると、be + 知覚動詞の過去分詞 + to + 原形  

 

知覚動詞( see / hear / feel など) + 目的語 + ~ing(現在分詞)

目的語が~しているのを

(途中だけ)見たり、聞いたり、感じたり

I heard him singing a song.

私は彼が歌っているのを聞いた。

【受動態】

He was heard singing a song.

 受動態にすると、be + 知覚動詞の過去分詞 + ~ing

 

※「知覚動詞の受け身は to がつく」と覚えるのは正確ではありません 

知覚動詞( see / hear / feel など) + 目的語 + 過去分詞

目的語が過去分詞されるのを

見たり、聞いたり、感じたり

I saw him carried into the hospital.

私は彼が病院に運ばれるのを見た

【受動態】

He was seen carried into the hospital.

受動態にすると、be + 知覚動詞の過去分詞 + 過去分詞

 

 

なお、以上のことを一覧にしてありますから参考にしてください。

【使役動詞 知覚動詞】使い方まとめ

【使役動詞 知覚動詞】使い方まとめ

https://nextage-aomori.com/shieki.pdf

↑↑↑ 使役動詞・知覚動詞 使い方まとめ(pdf)ご自由にどうぞ

 

以上、【使役動詞・知覚動詞】使い方まとめ~ make / have / let /get / see  + 目的語 + 原形不定詞・~ing ・過去分詞でした。

 

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