大学受験 親が一緒についていくべきメリット
県外の大学受験を考えている場合、「受験のホテル予約しなくては・・・」となった時に、ふと考えるのは「大学受験に親がついて行くべきなのかどうか」って問題ですね。
ネット上では、
「18歳にもなって親がついていくなんて・・・」という意見や
「何があるか分からないから、行けるなら親も一緒についていって良いのでは・・・」といった賛否両論があるようです。
子供二人の受験を経験した親として、「大学受験に親がついていくメリット」について書いてみたいと思います。
大学受験 親が一緒についていくべきメリット~急なアクシデントがあっても親がいるというだけで安心感が生まれる~
子供にとっては、「合格できるかどうかがこれで決まる」という、ある意味極度の緊張・ストレスがある状態のはずです。
その緊張状態の中では、普段しっかりしているようでも考えられないようなミスをしてしまう可能性があります。
・寝坊してしまった
・大学までの電車・バスと違うのに乗ってしまった
・途中で受験票を忘れたことに気づいた
また、当日何かのアクシデントが起きる場合だってあります。
・雪で交通機関が止まっている
・朝、お腹が痛くなったり、急に熱が出たりした
そういった時、大人なら「こうしよう」という咄嗟の判断もできるでしょうが、なかなかそういう判断ができないのが現実です。少なくても、信頼・相談できる大人として、親が近くにいるというのは受験生にとって大きな安心材料になります。
実際、我が家の上の子供の時は、猛吹雪で最寄りの新幹線駅までの在来線が不通になるアクシデントがありました。バスでの代替輸送もあったようですが、長蛇の列。付き添っていた母親が、「バスだと間に合わない・タクシーなら間に合わせてくれるかも」と咄嗟の判断。同じような人に声をかけて、タクシー分乗でどうにか新幹線駅までたどり着き、無事前日、きちんと会場下見できる時間に受験会場の都市にたどり着くことができました。
何も受験当日大学正門まで一緒に行く必要はないと思います。前日一緒に下見をし、交通経路を確認。当日は最寄り駅までの一緒に行ったら、「受験票などの忘れ物がないか」だけ確認し、「頑張ってね」と送り出すくらいで良いと思います。
大学受験 親が一緒についていくべきメリット~センター試験できちんと点数を取って、志望校を受験している自分のイメージを持てる~
国立大学志望の場合、前の年の秋にホテルを予約する段階では、自分が志望する大学を受験できるだけのセンター試験の点数を取れるかどうか自信がないことが多いのではないでしょうか?
いくら夏位の学校の進路面談で「〇〇大学が志望です」と宣言したとはいえ、不安な中での学習。
「こうやって学習を続け」
「センター試験でこのくらいの点数を取り」
「希望の大学の二次試験を受け」
「合格していく」
こういった、イメージを強く描いて学習することは、必ずプラスになるはずです。
早い時期に、一緒に二次試験会場に行くことをイメージしてもらうことは、受かっていくためにも必要なことだと思います。
大学受験 親が一緒についていくべきメリット~アパート・部屋探しができる~
受験当日、大学生協などで保護者向けの説明会が開かれていたりします。
付き添いで行った母親は、そんな気になれなくて、出席しなかったのですが、それが失敗だったそうです。
合格後、生協でアパート探しをする段取りとして「生協でのアパート探しは事前に予約が必要」ってことを説明していたらしいのですが、我が家はそれを知らずに、合格発表翌日に生協を訪問。
事前予約していなかったために、何時間も待たされ、結果として残っていたのは、その地域としては一番値段が高いアパートのみ。だいぶ予算オーバーの新生活スタートとなってしまいました。
やはり、合格発表後に初めて部屋探しの段取りをするのではなく、子供が受験している時間帯に、付き添いの親が、生協に行ったり、あるいは地元の不動産屋を歩いてアパート相場を確認したりするのは必要なことでした。時間があれば、実際にその街を歩いて、どの地域が好さそうかを探ることもできます。
そういったことをできるのも、大学受験に親がついていくべきメリットです。
以上、大学受験に親が一緒についていくメリットについて考えてみました。
もし、「そうだな、受験に親がついていこう」と思ったら、今すぐ親子二人分のホテルを探してみましょう。(流石に夫婦で付き添いは必要ないと思います・・・)まずは早めの行動が受験成功にも必要なことです。