その後、2019/9/17 英検予約3000円キャンセルの場合返金について英検から発表がでています。詳しくは下記をご覧下さい。
英検2020 浪人する前に3000円の予約金⁉ 非難殺到に急遽対応発表2019/7/12
2019/7/2の英検の発表に、高校現場から反発が大分強かったようです。
経緯をご存じない方に7/2英検発表の概要です。
①現在3年生の人が、万一浪人して2021年度に再受験を目指す場合には、英語民間試験を2020年度に受験しないといけない大学が多数ある。
②英語民間試験に新型英検(2020 1day S-CBT)を2020年度前半(4~7月)に受験しようとすると、2019年9月(今年ですよ!)に3000円払って予約⇒l2020年2月に本申込
③仮に、現在高校3年生が万一浪人することを想定した場合、浪人する前に予約・本申込が必要になる‼ しかも予約金3000円は返却されない。
これに高校現場からも反発が出たというわけです。
そこで急遽7/12に英検から出されたのが以下です。
2019年度高校3年生(既卒生含む)の皆様への対応について|2019年度・2020年度英検新方式の実施概要|公益財団法人 日本英語検定協会
この発表によると、2020年8月~11月の(英検2020 1day S-CBT)については、浪人生に関しては、3月下旬でも予約申し込みできることにするそうです。
ただ、現実をいうと、
3月下旬というのは
「補欠合格待ちの時期」
「浪人するか滑り止め校に進学するか迷っている人もいる時期」
この時期に予約しろっていうのは非常に酷です。せめて4月にできなかったのでしょうか?
また、4月~7月の受験については、やはり問題は解消されていません。
予約金が返ってこないという問題も解消されていません。
また、現在の高校2年生で、「大学受験するか就職・専門学校にするか」という迷いのある人は、今年9月には決断をしなければならないことになります。
結局予約したものの、大学受験しないことにして、英検受験しない人は、予約金は返ってきません。
逆に、年末くらいに「大学受験しよう」とようやく決断した人は、もう4月~7月の英検(2020 1day S-CBT)は予約時期が過ぎてしまっています。
問題山積。さらなる、対応策の発表が待たれますが、これだけ混乱してもやはり英語民間試験は廃止・延期できないのでしょうか?
以下は、参考までに2019/7/2の英検発表について詳細とその時の個人的感想です
英検2020どうなる?英検発表7/2【高2生だけでなく高3生こそ知って欲しい!】
2019/7/2 TOEICから大学入試英語成績提供システム参加申込取り下げのニュースにびっくりしていましたが、英検からもおどろきの発表がされました。
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2019/pdf/20190702_pressrelease_2020S-CBT.pdf
今までの経緯も含めて、自分なりにできるだけ分かりやすくまとめてみたいと思います。
●2021年度大学入試(現高校2年生)から国公立大学中心に英語外部民間試験を入試に利用する大学がたくさんあります。
●英語外部民間試験を点数化(加点)する大学もありますし、そもそも英語外部民間試験を受験していなければ出願すらできない大学もあります。(東大、東北大など民間試験を受験していなくてもOKのところもあります)
●いくつかの例外をを除けば、高校3年生で受験した2回の外部民間試験が利用できます。高2で受かった民間試験が合っても、高3で受験し直さなくてはいけません。(怒!)
●外部民間試験で高校生になじみが深いと思われる英検で、外部民間試験として利用できるのは、『英検2020 1day S-CBT』と『英検CBT』といういわゆる新型英検です。いずれもSpeakingは対面式ではなく、端末吹き込み式となります。
●一次試験を受けて合格者が二次試験を受けるという従来型の英検は『大学入試英語成績提供システム』を利用した大学入試には利用できません。
ここまでが、今まで出ていた情報のおさらいです。
英検2020どうなる? 7/2英検 無茶苦茶な発表
今回の英検の発表は『英検2020 1day S-CBT』についてです。
要点をまとめます。
●全国186エリア、260のテストセンターを設置します。(センター試験会場は今年度695ですから大分少ないですね)⇒会場都市は上記の英検リンクから確認できます。
●2020年度第1回検定(4月から7月実施)を受験しようと思ったら、
2019年9月に予約申し込み⇒本申込を2020年2月にする。(ゲッ!今年の9月だぜ!)
●予約しないと受験できないとは記載されていないが、『予約申し込みされた方の座席は必ず確保されます』と記載されているので、『予約しないと座席確保できないかも・・・』と思うのが普通の感覚。
●予約申し込み時に3000円(税込み)の予約金を払う。(返金はいたしかねます!!!)
●「本申込」の際に、受験者様ご自身で「受験日時」「受験会場」をご選択いただけます。
という表記があるが、その下に
予約申し込み時に希望なさった都道府県のうち、本申込時には先着順でご希望の受験日時・受験会場をご選択いただけます。
との記載。
これは、「順番が遅くなれば、希望の受験日・受験会場を選べない」可能性があるとしか読み取れないです。
さらにその先の記載が
「したがいまして、英検協会が一方的に受験日時や受験会場を指定することはございません」
となっていて、私には理解できない無茶苦茶な論理展開。
●本申込時には「大学入試センターから付与される『共通ID』が必要」
細かいところは割愛しましたが、以上が2019/7/2の英検からの発表要旨です。
英検おどろきの発表【高3のあなたも対岸の火事じゃない無茶苦茶な方式】
以上の発表でお気づきになったでしょうか?
今の高校3年生の方
考えたくないでしょうが、万万万が一のことを考えてみてください。
もし、今高3のあなたが浪人することになった時、あなたも2021年度入試を受験することになるのです。
英語民間試験を利用する大学を再度受験しようと思ったら、2020年に英検とかGTEC受験しなくちゃいけないんです。
高3の方の中には、GTECって受験したことない人もいるんじゃないでしょうか?(現高2は結構学校でGTECさせてるところもありますが・・・)
そんな受験したこともないGTECよりは(旧型とはいえ)受験した経験がある英検を民間試験に利用したいって思うかもしれませんね。でも、その時には新型英検を受験する座席が確保できないかもしれないのですよ。
どうしても、英検の座席を確実に取っておきたいと思ったら、浪人した場合に備えて、現役の今年9月に3,000円払って予約して、もし持っていなければ、大学入試センターから付与される『共通ID』を発行してもらい、受験真っ最中の2月に、会場や日時を決めて本申込をしないといけないのです。
もう無茶苦茶としか言いようがありません。
でも、これが、今日現在の英検が発表した方針です。
私個人ができるのは、「英語民間試験って私たちには関係ないんでしょ」と思っている現在の高3生とその保護者,、あるいは情報が行き渡っていない可能性のある高卒認定生、高校から場合のよっては情報が与えられない可能性がある非進学校の生徒などに情報を発信し、すこしでも周知に協力することと、「やはり、2021年度入試の英語民間試験は断念すべきだよね」と微力ながら訴え続けることだけです。
以上、英検2020どうなる?英検 無茶苦茶な発表7/2【高2生だけでなく高3生こそ知って欲しい!】でした。
wrote 2019/7/3 2:00
こちらのブログ「大学入学奮闘記」でも今回の英検の発表が詳しく書かれていますのでぜひ!