「英語民間試験、こんなので大学入試やっちゃうんですよ」枝野幸男議員枝野幸男議員演説書き起こし
宮城県議会議員選挙、立憲民主党代表枝野幸男議員の応援演説で「英語民間試験」について「こんなので大学入試やっちゃんですよ」と言及した部分があるので、備忘のため書き起こして。残しておくことにしました。
8:40過ぎから書き起こし
これまで、私も若いころ一時尻馬に乗っていた時期があった。それを反省をしています。
官から民へ、民間でできることは民間で。小さな政府。
これを日本の政治は、いや世界の先進国の政治は30年くらい前からずっとやってきてしまったんです。
よ~く考えてみたら違う。
民間でできることは民間で、その通りだけど
民間ではできないことがたくさんあるから政治があるんじゃないですか。
民間ではできないことをやるのが政治と行政の役割じゃないですか。
それなのに、本来やらなければならないことを民間にやらせているからいろんなことおかしくなっているんですよ。
関係する年齢の方あんまり多くはなさそうだけど、
例えば今、大学入試の英語の試験を民間に委託する。
こんな話しで大混乱起こして、高校2年生1年生頭抱えてますよ、
どうしたらいいんだろう。
3年生も浪人したら次の年からそれが始まる、どうしたらいいんだろう。
民間の英語の試験、大学入試に使うんだけれども、
問題も公開しない、正解が何かも公開しない、正しい採点されてるかどうかわからない。
こんなので大学入試やっちゃうんですよ。民間でできることは民間で。
(中略 仙台水道民営化の話)
本当にいいんですか。みなさん。
私たちが生きていくうえで最低限必要なもの、みんなが公正公平な競争の下で生きていくためにどうしても必要なこと、そのことは民間ではできないから政治があるんです。
野党第一党の党首である枝野幸男議員が、このように英語民間試験の大学入試導入について言及してくれるのは心強いとも思います。
同時に、単にこれは大学入試への英語民間試験導入という話だけではなく、行き過ぎた「官から民へ」への政治の流れの中で生じた問題だということも改めて考えさせられました。
以上、「英語民間試験、こんなので大学入試やっちゃうんですよ」枝野幸男議員演説書き起こしでした。