東北大学AO Ⅱ・Ⅲ入試過去問題(令和6年度)&東北大学二次個別試験出題意図(令和7年度)公表中
東北大学AO Ⅱ・Ⅲ入試過去問題(令和6年度)
東北大学AO入試Ⅱ・Ⅲの過去問題(令和6年度入試)が東北大学HPに公表されています。
東北大学AO入試の過去問は令和5年度入試から令和6年度入試までダウンロードできます。(令和7年度分は現在準備中のようです)
それぞれダウンロードできる期限がありますから、現在の高1、高2の方を含めて東北大学を志望している人でAO入試も考えている人は是非ダウンロードしておくことをおすすめします。
東北大学二次個別試験出題意図(令和7年度)
また、東北大学の一般入試(前期・後期)の令和7年度(2025年度)出題意図が公表されています。早めにダウンロードしておくことをおすすめします。
この東北大学の「出題意図」はそれぞれの教科で、どんな誤答があったかや「こう答えて欲しかった」といった貴重な情報が掲載されていますから、東北大学受験者は絶対に目を通しておくべき資料だと思います。
(他の大学を受験の生徒にとっても参考になる内容だと思います)
以下は東北大学令和7年度入試出題意図の中の「志願者へのメッセージ」からの抜粋です。
いわゆる四技能を重視する英語教育の結果、英語によるコミュニケーション能力は以前に比べて伸びてきているのかもしれません。しかし、外国語である英語で書かれた文章を正確に読み、自分の考えを正しい英語で論理的に表現するという点もおろそかにしてはいけません。今回、答案を見ていて、内容説明や要約問題でそれを表現する「国語力」に問題があるのではないかと強く感じました。英文の内容、そして問題のポイントをつかむことができても、答案を適切に作成するための表現力が十分でなければ得点につながりません。過不足なく答案を書くという技術は、たとえ母語であっても簡単ではありません。日頃の訓練がものをいいます。要は、母語であれ、外国語であれ、ことばを大切にする読み方、書き方ができるかという点を十分に訓練してほしいと思います。
東北大学AO入試ⅡとⅢの出願条件違い
東北大学AOⅡの出願条件には、調査書の学習成績概評がA段階に属する者(評定平均が4.3以上ということですね)とあります。
ただし、高校時代に本当にきちんと勉強した人が合格していくのがAOⅡですから、必然的に評定平均4.3ギリギリの生徒は厳しいのが現状です。
AOⅡは現役のみ出願可能です。
東北大学AOⅢの出願条件には特に評定平均に関する記載はありません。
しかし共通テストの結果と総合して合否を決めるわけですから、それなりの評定平均を持っている生徒のはずですね。
私の勝手なイメージですが、共通テストを終えて、河合塾などの共通テストリサーチ判定で最低でもB、できればA判定に近いくらいの点数が欲しい感じだと思います。
AOⅢの出願は、共通テスト終了後すぐです。例年共通テスト終了の次の金曜日必着です。あわただしいですね。
したがって共通テストの前に出願書類をあらかじめ準備しておいて、共通テストを終えて、ある程度の点数に届いているようであれば、AOⅢに出願してみればよいと思います。
逆に、共通テストでボーダー点数近辺またはそれ以下の一般入試逆転可能ゾーンであれば、AOⅢの合格は厳しいと思うので、AOⅢには出願せずに、残り期間は一般前期試験に向けて、少しでも勉強した方が良いですね。
経済学部のAOⅢ合格の生徒のケースですが、その生徒の志望理由は「ゲーム理論について学びたい」というものでした。
面接に行く前にゲーム理論について結構深堀りして学んでもらいましたが、それでも「大分突っ込んで質問された・・・」とのことでしたので、志望理由など、AO入試の面接は相当丁寧に事前練習しておく必要があると思います。
なお、AOⅢの方は、現役生に加えて一浪まで出願可能です。
東北大学受験AO入試Ⅱ,Ⅲについて、AO入試の過去問はどんな問題か?・AOⅡとAOⅢの出願条件の違いについてまとめてみました。