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東北大学受験AO入試Ⅱ,Ⅲについて
2020/5/25追記 東北大学HPより
令和2年度に開催を予定しておりました,進学説明会・相談会(仙台・札幌・大阪・静岡・東京・福岡)につきましては,新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から,来場者の安全を第一に考えた結果,開催中止とさせていただきます。
ご関心をお持ちいただいていた方には誠に申し訳ありませんが,ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
この代替として,スマートフォンやPC等で閲覧できる「オンライン進学説明会・相談会」の特設サイトを準備しております。準備ができ次第,順次公開しますので,東北大学を志望されている方はぜひご覧ください。
なお、東北大学経済学部(文系)の令和3年度入試(2021年度入試)の定員変更については下記から
http://www.tnc.tohoku.ac.jp/images/news/20200522_1yokoku.pdf
東北大学歯学部前期の令和3年度入試(2021年度入試)面接に実施については下記から
http://www.tnc.tohoku.ac.jp/images/news/20200522_2yokoku.pdf
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以下は2020年度入試説明会についてです。
2019年4月21日(日)開催の「進学説明会・相談会 in 仙台」の各学部の講演データが東北大学HPにアップされているので、中身を確認してみました。
なお、無断転載はNGとのことなので、詳しくは下記を参照ください。
※各進学相談会の時期の前だけ見られるようですから、東北大学のAOⅡ、Ⅲを考えている生徒・保護者の方は、アップされている時期にダウンロードしておくことをおすすめします。
資料を確認して感じたことは、やはり東北大学を受験するなら、可能であれば『東北大学AO入試Ⅱ、Ⅲ』からチャレンジしてみるべきなのだなということです。
東北大学型AO入試は 募集人員の約25.8%で、 近々約30%まで引き上げる予定だそうです。
東北大学受験AO入試Ⅱ,Ⅲの過去問はどんなものなのか
一般にAO入試というのは、一般入試に比べて、受験生の意欲や素質などを重視し、学力が多少低くても合格していくというイメージの人もいるかも知れません。
しかし、東北大学は、学力重視 のAO入試で他大学のAO入試とは全く異なるといえると思います。
それは、H29年度から大学HPに掲載されているAO入試の過去問(掲載は3年間だそうです)を見ればよく分かると思います。
各分野をまたいで、本当に高校時代にしっかりと学んだ生徒でなければ太刀打ちできないような本格的な「筆記試験」です。
例えば工学部のAO入試過去問を見ると、物理・化学・数学のきちんとした力が求められるだけではなく、一般の二次試験ほど長くはないものの、英文をきちんと読み解き、それに対する自分の意見をまとめあげるという総合的な力が求められていることが分かります。
東北大学AO入試過去問は下記で確認できますので、是非一度ご覧になってください。
しかし、例えばAOⅡを受験しようとすれば、一般受験の人よりも早い時期からこういったAO入試の過去問題に一度は取り組み、それに向けて勉強をしていくことになりますから、
仮にAO入試で残念な結果に終わったとしても、それは一般入試に向けて大きなアドバンテージになるはずです。
実際、東北大学のAO入試で不合格になり、一般入試で再チャレンジして合格の生徒が200名以上いるのだそうです。
東北大学AO入試ⅡとⅢの出願条件違い
東北大学AOⅡの出願条件には、調査書の学習成績概評がA段階に属する者(評定平均が4.3以上ということですね)とあります。
ただし、高校時代に本当にきちんと勉強した人が合格していくのがAOⅡですから、必然的に評定平均4.3ギリギリの生徒は厳しいのが現状です。
AOⅡは現役のみ出願可能です。
東北大学AOⅢの出願条件には特に評定平均に関する記載はありません。
しかしセンター試験の結果と総合して合否を決めるわけですから、それなりの評定平均を持っている生徒のはずですね。
私の勝手なイメージですが、センター試験を終えて、河合塾などのセンターリサーチ判定で最低でもB、できればA判定に近いくらいのセンター点が欲しい感じだと思います。
AOⅢの出願は、センター試験終了後すぐです。今年の場合でいうと、センター試験終了の次の金曜日必着です。あわただしいですね。
したがってセンター試験の前に出願書類をあらかじめ準備しておいて、センター試験を終えて、ある程度の点数に届いているようであれば、AOⅢに出願してみればよいと思います。
逆に、センター試験でボーダー点数近辺であれば、AOⅢの合格は厳しいと思うので、AOⅢには出願せずに、残り期間は一般前期試験に向けて、少しでも勉強した方が良いですね。
経済学部のAOⅢ合格の生徒のケースですが、その生徒の志望理由は「ゲーム理論について学びたい」というものでした。
面接に行く前にゲーム理論について結構深堀りして学んでもらいましたが、それでも「大分突っ込んで質問された・・・」とのことでしたので、志望理由など、AO入試の面接は相当丁寧に事前練習しておく必要があると思います。
なお、AOⅢの方は、現役生に加えて一浪まで出願可能です。
東北大学受験AO入試Ⅱ,Ⅲについて、AO入試の過去問はどんな問題か?・AOⅡとAOⅢの出願条件の違いについてまとめてみました。