知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

新型コロナの対応【部活動や塾、習い事は基本的に自粛を求めたい】文科省~学習塾の対応はどうしたらよいか~

新型コロナの対応【部活動や塾、習い事は基本的に自粛を求めたい】文科省~学習塾の対応はどうしたらよいか~

kiitaka.net

新型コロナ対策で、全国の小中高に対して臨時休校を安倍総理が要請した件の詳細について、本日(2020年2月28日)午前8時半から開催された野党新型コロナウイルス対策本部会議において文部科学省から確認した内容を、城井崇議員がHPに公開いただいています。

 

それによると、

(質問)休業中の児童生徒の過ごし方をどのように考えているのか。外出についての基準は。遊びに出かけて感染拡大、では無意味。外出禁止も併せて行うのか。家庭での学習についてのフォローをどのように行うのか。部活動の扱いはどうするのか。塾や習い事の扱いをどうするのか。


(文科省回答)基本的に自宅で。不要不急の外出をしないよう関係省庁に協力求める。部活動や塾、習い事は基本的に自粛を求めたい。(つまり感染対策してもダメ)

 

小さいながら田舎で学習塾を経営している立場から。

 

・当地域では県立高校の入試はおよそ10日後。この大切な時期に中3生の授業を行えないことは断腸の思い。本当の気持ちを言えば、国立前期試験が終わった高3生も、万一に備えて後期試験の対策をしてあげたいです。

・受験学年以外の生徒は本来3月も授業があり、さらに3月末には今年一年の収入を占うことになる春期講習もある。これを丸々ナシ(収入なし)にするとうちのように零細な学習塾は正直経営が傾いてしまう。(そもそもいつまで自粛なのかも分からない)

 

もちろん、子供たちや地域の人の健康を考えれば、新型コロナの蔓延を防ごうという政府の方針が理解できないわけではありません。

 

しかし、新型コロナの発生が多い都道府県・発生していない都道府県に一律で「要請」というのはどうなのでしょうか?地域地域で様子を見ながら対応を考えるというわけにはいかなかったのでしょうか?

 

この辺に関して、本日2/28の総務委員会で階猛議員の質問に対して安倍総理は

「今回の要請は法的拘束力があるわけではない。地域・学校で柔軟に考えていただきたい」とも答弁しています。

 

そもそも「塾、習い事は基本的に自粛を求めたい」とのことですが、文科省から出された今回の「回答」をもってして私たち学習塾・塾は「自粛を求められた」ことになるのでしょうか?

 

それともこれから総理大臣、文科大臣、あるいは経産大臣から、全国にいくつあるか分からない塾・学習塾に対して正式に「自粛を求める」文章なり公式な会見があるのでしょうか?

 

結局、今のところは近隣の学習塾とも相談・歩調を合わせながら、学習塾経営者として新型コロナへの対応を進めていくしかないのだと考えています。

 

以上取り急ぎ、新型コロナの対応【部活動や塾、習い事は基本的に自粛を求めたい】と文科省が回答~学習塾の対応はどうしたらよいか~でした。

 

追記)2/28夕方になって、新型コロナの対応で、大手予備校河合塾が3/2から2週間休校する方向とのニュースが飛び込んできました。

浪人生がほぼいなくなった時期とはいえ、現役高校1、2年生が残っている状態で、流石に零細学習塾と違って、河合塾ともなると思い切ったコロナ対応ができるんですね。

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