知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

今和次郎「ジャンパーを着て四十年」 津軽のじょっぱり~高橋源一郎の飛ぶ教室を聞いて~

今和次郎「ジャンパーを着て四十年」 津軽のじょっぱり~高橋源一郎の飛ぶ教室を聞いて~

高橋源一郎の飛ぶ教室 11/4の秘密の本棚で紹介された今和次郎著 ジャンパーを着て四十年

 

どんな場所にもジャンパー姿で出かけたという今和次郎氏。

大学の教壇にもそのジャンパー姿で立ち続けた話

教え子の結婚式の仲人もジャンパー姿で良ければと引き受けた話

T宮様(きっとあの方ですね)に招かれた時もジャンパー姿

アメリカ大使のパーティーに招待されたときも、エチケットの実験とアメリカの建国精神が生きているかを確かめようとジャンパー姿

柳田國男氏が先生だったものの破門された(笑)話

 

最初聞いた時、

「ああ、何だか昔よくいた津軽のじょっぱりみたいだ」

と思いました。

 

津軽弁で「じょっぱり」は「強情張り」=わが道を貫く頑固者っていうところでしょうか。

 

調べてみるとやはり!

 

今和次郎氏は、青森県弘前市百石町生まれ、東奥義塾中学卒でした。

(その後東京美術学校、今の東京藝術大学を卒業し早稲田大学で教授となる)

 

百石町生まれってことは、おそらく裕福な名家に生まれたのでしょうか。

 

津軽に生まれ育ったにもかかわらず、今回初めて今和次郎氏のことや「考現学」という言葉を知りました。

 

良い意味でも悪い意味でも、昔はあちこちで見かけた「津軽のじょっぱり」

 

最近、そういった「じょっぱり」をあまり見かけなくなったの気がするのは少し寂しくもあります。

 

以上、今和次郎「ジャンパーを着て四十年」 津軽のじょっぱり~高橋源一郎の飛ぶ教室を聞いて~でした。

 

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