小中生の成績をマイナンバーカードに紐づけ⁉絶対反対したい
年末、国会も閉じた後に、小中生の成績をマイナンバーカードに紐づけを検討というニュースが飛び込んできました。
個人的には絶対反対ですが、仕事がら反対の理由を書き綴る時間はなさそうなので、とりあえず、備忘のためいくつかのリンクを残しておきます。
マイナンバーカードに小中学生の成績がひも付けられる——12月16日、Twitterでそのようなニュースが話題になった。文部科学省は、政府が全国民にマイナンバーカードが行き渡ると想定している2023年を目標に、マイナンバーカードと各学校が導入している「Google Classroom」や「Classi」といった教育支援ツールの学習者IDとのひも付けについて、21〜22年度に検証するとしている。
多くの懸念が指摘されているマイナンバーカードと小中学校の成績の紐付けに着手との報道。
— きいたかし(城井崇) (@kiitakashi) 2020年12月18日
政府に事実確認し、内閣官房と文部科学省から12月18日回答を得ました。
以下、詳細はこちらより。https://t.co/0HPmnIUGMv
【文部科学省からの回答】
以下、文部科学省による回答です。
①マイナンバー活用に関する報道について
先週 11 日(金)に「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ」が取りまとめた報告において、マイナンバーの利活用の促進方策の1つとして、「学習者のIDとマイナンバーカードとの紐付け等、 転校時等の教育データの持ち運び等の方策を 2022 年度までに検討し、2023 年度以降希望する家庭・学校における活用を実現できるように取り組む」ことが示されています。
文部科学省としては、転学・進学時などの、教育に関する情報の引き継ぎなど にマイナンバーカードを活用することも方策の 1 つだと考えていますが、現在、 その活用方法や可能性についての検討している段階です。
この検討にあたっては、マイナンバーカードの取得状況も考慮し(※)、 あくまで希望する児童生徒・保護者・自治体が活用できる仕組みである必 要があると考えています。
(※)交付率は令和 2 年 12 月 1 日時点で 23.1%
学習履歴や成績のマイナンバーカードへの紐付けの問題点:
— 吉田弘幸 (@y__hiroyuki) 2020年12月17日
1 法的根拠が不明
2 目的外使用の危険がある
3 そもそも目的が不明
4 有効な利用法が想定できない
5 その結果税金の無駄遣いになる
6 特定企業への利益供与になる
7 児童・生徒への萎縮効果が大きい
8 思想統制につながる