知の泉

地方都市で子供に携わる仕事を、20年くらいやってます。受験・子育て・教育に関することやその他自分の知的好奇心をくすぐった話題を呟いています。時々自分で食べて美味しかったもの、これ欲しいなあというものも呟いたりしてます。

赤本いつから何年分過去問対策をやる?~新課程共通テスト赤本・各大学赤本~

赤本いつから何年分過去問対策をやるべきか~共通テスト赤本・大学赤本~

【INDEX】

 

高校生になって、大学受験を意識しだすと、気になるのは

赤本(過去問題集)をみんなは いつ買って、いつからやっているのか?

過去問は何年分やっているのか?

ということですね。

 

姉妹サイトで参考書や赤本や青本(過去問題集)を紹介していますが、アマゾンを通じた売れ具合、クリック数などを見る、受験生がいつ過去問題集を買っているのか傾向が分かります

 

大学受験過去問題集と言っても

・「共通テスト問題集」

・各大学ごとに発刊されている「大学入試シリーズ」(〇〇大学赤本ってやつです)

・駿台青本シリーズ

・「難関校過去問シリーズ」

と種類があり、それぞれ売れ出す時期が異なります。

「共通テスト赤本」(教学社赤本シリーズ)は、いつ買っていつから過去問をやる?

共通テスト赤本2025年受験用は、4月中旬~下旬に発売です

 

共通テスト赤本2025年度受験版(共通テスト問題研究)は、

・今まで2回行われた共通テストの試行問題

・共通テスト過去問題

・オリジナルの予想問題

で構成されています。

 

今までの例であれば、早い人は発売と同時ぐらいに共通テスト赤本・過去問題集を買っているようです。

 

例年最初の共通テスト赤本購入のひとつめのヤマの時期は6月から7月にやってきます。これは、運動系の部活動をやっていた人が、部活動を引退して「さあ、夏休みに頑張るぞ」という気持ちで共通テスト過去問題集・赤本を買うのでしょう。

 

次の共通テスト過去問題集・赤本購入の時期は8月後半から9月にかけてやってきているようです。学校の夏休みの補習や塾・予備校の夏期講習が終わって、本格的に共通テストの対策を始めるのでしょう。

 

そして、最後の共通テスト過去問題集購入の時期は11月下旬から12月にやってきます

これは、「二次試験の配点が高い大学の受験生」が、11月ギリギリまでは「二次・記述の対策」を行い、12月に入って共通テスト対策を本格的に始めているのと、基礎力に不安のある生徒が基本的な問題集・参考書で学習をしていたものの、さすがに共通テスト形式の対策をしなくてはと少し焦りながらも購入しているのではないかと思います。

 

センター試験が共通テストに変わっても本来学習すべきことは大きく変わることはないはずですが、形式が変わることによって心理的に「共通テスト対策問題集」は早めに買っておこうという動きになるのかもしれません。

 

 ⇒共通テスト問題研究(教学社赤本)はこちらから

⇒大学入学共通テスト過去問レビュー(河合塾黒本)はこちらから

共通テストは過去問?オリジナル予想問題集?

2025年度入試は、新課程共通テスト初年度

「共通テスト過去問」3年分と出題形式のヒントになる2回行われた「試行調査問題」

 

2024年度は「オリジナル予想問題」の数が最も多い

Z会共通テスト実践模試】

が年末一番売れていたように思います。

 

kasikoi.hatenablog.com

 「大学入試シリーズ」(〇〇大学過去問題集)はいつ買っていつからやる?

「大学入試シリーズ」(〇〇大学過去問題集)は、例年東大赤本など、早いものは5月下旬に発売になり、9月下旬(一部は10月)までには発売が開始になります。

 

各大学【赤本発売日】は下記をチェックしてください。

 

⇒国公立大学赤本はこちらから

⇒私立大学赤本はこちらから

 

実は、旧帝大クラス、早慶、GMARCHクラスの過去問題集は、自分が受験する年度の過去問題集が発売になる前に、3月~5月にかけて、前年度のものが売れ出します

 

まあ、難関大学を目指している生徒ですから、高2年の終わりから高3の始めには、自分の受験する大学の過去問がどういうレベルのものなのか触れておきたいということなのでしょう。

 

実際「1年古い過去問題集を購入しても、ある程度の有名校なら最新の過去問はネット上で手に入るから全然問題ない」からです。

 

国公立大学に関して言えば、

二次試験の配点の高い大学ほど過去問題集を買う時期は早く(夏前後)

共通テストの配点の高い大学ほど過去問題集を買う時期は遅い傾向(秋以降)にあるようです。

 

実際、二次試験の配点の高い大学受験生が、共通テストが終わってから過去問題集買って二次過去問対策!じゃあとても間に合いません。

 

そして、各大学の赤本(過去問題集)を買うピークは、

(残念なことに)共通テストが終了してやってきます。

共通テスト終了後に受験校が変わったり、私立大学の併願先が変わったりということがあるのでしょう。

 

いずれにしても、志望校が固まりだしたらできるだけ早い段階で自分の大学の過去問題集はいつ発売かをチェックし、できるだけ早い段階で手元に置いて、「この問題といずれ闘うんだ」という気持ちを胸に受験勉強を進めてほしいと思います。

 

⇒国公立大学赤本はこちらから

⇒私立大学赤本はこちらから

⇒駿台青本シリーズはこちらから

  赤本で過去問は何年分やるか

各大学別の赤本は、大学によって2年分しか掲載されていないものもあったり、5年分掲載のものもあったりします。

 

さすがに、2~3年分だと対策として不十分なので、その場合は、最新の過去問題集にプラスして、古い年度の過去問題集も入手して、できれば5~6年分は解いてみたいですね。

 

目安としては第一志望の大学は赤本で過去問を3年分以上、

第二志望以下の大学でも3年分は過去問に触れたいところです。

 

なお、共通テストの過去問は(英語以外)はセンター試験を含めて5年分以上、できれば本試験だけではなく追試験の問題演習もしたいところです。

 

実際、ここ数年出題されていなかった4~5年前の出題形式が突然復活することもありますから。古い年度の赤本入手は、下記も参考にしてください。

 

kasikoi.hatenablog.com

 

「難関校過去問シリーズ」の赤本はいつ買っていつやるのか

「難関校過去問シリーズ」は、
例えば東大の英語25カ年、一橋大の英語15カ年、早稲田の国語、などと大学・教科ごとに発行されており、 志望校の特定教科を数多く問題演習したい生徒にはおすすめの赤本シリーズです。 例年2月~3月には発売になりますが、各大学毎年発売になるわけではないので、例えば「東大の〇〇」は2023年は発刊されませんから、「2022年発刊」が最新のものとなります

 

2024年は、東大、東工大、一橋大、筑波大、早稲田大、慶応大、明治大、中央大、法政大の難関校過去問シリーズが改定(筑波は新刊)です。

2023年改定の、京大、北大、東北大、名古屋大、阪大、九大、神戸大、同志社大、立命館大、関西大、関西学院大の難関校過去問シリーズは2024年は改定がありませんから、2023年版が最新となります。

 

「難関校過去問シリーズ」の赤本は、春先からすでに購入して学習をスタートする人も多いようです。

⇒難関校過去問シリーズ最新版を確認する 

赤本でいつから何年分過去問対策をやる?~共通テスト赤本・大学赤本~まとめ 

共通テストでしか使わない教科

 共通テスト問題研究(教学社赤本)

4月中旬の発売日に合わせて買い、夏までには「試行調査問題」「共通テスト過去問」の問題を解いてみる。

※必ずしも時間を計って解かなくてもOK

 

自分が解けない単元等を把握して夏休み、遅くても秋口までには弱点を補強。

 

秋以降

【Z会共通テスト実践模試】

【共通テストパック(河合塾・駿台・Z会)】

 

 など、各社の共通テスト予想問題集を利用して、時間配分にも注意してひたすら演習。

国公立二次試験や私大個別入試で使う教科

できれば早い時期に、場合によっては1年古い年度のものでも赤本(あるいは駿台青本や難関校過去問シリーズが出ている大学はそちら)を買う。

⇒国公立大学赤本はこちらから

⇒私立大学赤本はこちらから

⇒駿台青本シリーズはこちらから

⇒難関校過去問シリーズ最新版を確認 

 

3年の早い時期までに、「自分の受験大学の試験問題の傾向・難易度」を体感する。

※何年分もやらなくてもOK

 

体感する⇒これが大切。

 

体感したその問題を解くために、自分がどんな参考書・問題集、あるいは単元を学習しなければいけないかを再検討。

 

夏休み、秋、自分が「これが自分に必要だ」と信じた問題集・参考書をやり切る。

 

一通りの学習を終えたあとは、本番に向けて、自分が受験する大学の過去問をできるだけ多く演習していく。

(場合によったら古い年度の赤本も購入)  

 

 以上、赤本いつから何年分過去問対策をやる?~共通テスト赤本・各大学赤本~をまとめてみましたが、自分の目指す大学の入試問題と自分の今の力によっては人それぞれの学習方法があると思いますから、あくまでも参考までにということで。

 

ただ、『自分は基本的なことができていないから、まずは基本から』と学習を始め、入試過去問レベルのものにいつまでたっても触れさえしないというのでは合格はおぼつきません。

 

まずは、早い時期に一度は自分の戦うべき相手の問題レベル・傾向に触れておくことは必要だと思います。